コラム

コンサルティングってなにするの?

どうも、マーケティングのしょーぞーです。 入ってまだ3ヶ月の新米です。

ITコンサルティングってなんだかふわっとしてますよね? 特に、弊社の場合は情報システムに特化したITコンサルティングを提供していますが、実際にどんなことやっているのか、というのをご紹介します。

ITコンサルティングって重い感じだけど

業種によっても様々なコンサルティングがのやり方があると思うのですが、弊社の場合は長くベッタリお手伝いするというよりも、お客様の情報システム部門が自走できるように支援することをコンサルティングしていく上で一番重要な目標としています。

実際に導入したり運用していくのはお客様で、あくまで我々はその支援をやっていきますよ、というスタイルです。 ですので、もうほとんど自立してしまっているお客様か、ゆるくお付き合いして時々お手伝いさせていたいているようなお客様がほとんどです。

お客様を囲い込んでしまって、我々がいなければ仕事が回らないというのは、お互いに幸せな状態ではないと考えています。

では、実際の支援はどういうものか、書いていきます。

実際にやること

まずは現状把握のお手伝い

これをやらないとはじまりません。今どういう状況か(As-Is)をお互いに知らなければ、次のアクションに進めません。できるだけ細かく調査していきます。

こうなりたいという全体のデザインや費用を作成します。

現状把握をして、本当はこうありたい、こうあるべき(To-Be)、という形を作っていきます。 そして、議論を交わしながら、社内システム全体のグランドデザインを作成し、どこから手をつけていくのか優先順位を付けた上でロードマップも一緒に作成します。 もちろん、費用や技術を含めて実現可能でないと意味がないので、そこは弊社の知見と検証で担保していきます。

そして、ひとつずつクリアしていきます。

思いもよらないこともたくさんありますが、プロジェクトマネージャーやエンジニアが解決していってくれます!本当にみんな頑張って、お客様も頑張って、クリアしていきます!

その後

一通りコンサルティングが完了すると、運用フェーズになります。 困ったことがあれば、Slackで気軽に質問してください。

どうしても運用フェーズで何かしら起きてしまうものなので、お客様のことを一番把握している我々がお応えします。

簡単そうですが…これがなかなか

棚卸しって無茶苦茶大変。 (As-Is)

特に大きな企業では、担当者が転属していたり、大人の事情などで、いわゆるレガシーがたくさん残ってしまっていることが多いです。担当者の方でも把握していないことがゴロゴロ出てきます。大掃除です。

なぜ残ってしまっているのか分からないものも出てきます。昔決まってしまったことを撤廃したりするのってとても大変ですよね。特にセキュリティに関連することは神経質になりがちです。 それに、「いちおう残しておこう」と残してきて、もし、その機器やサービスを利用しなくなって何か起きてしまったら…と考えてしまいますよね。

ここでいう棚卸しは、なんのためにあるのか?というのも含みます。

こうありたいっていう絵を描くのも本当に大変 (To-Be)

ベンダーは自社製品に詳しいかもしれませんが、他のサービスについて詳しくないことがほとんどです。 新しく入れたい製品やサービスをひとつひとつ、実際の使用感や相性など、たくさん検証しないといけません。

いきなりすべては変えられないことがほとんどですので、どうやったら既存の資産を活かしながらリプレイスしていけるかの段取りも考えないといけません。

悲しい機能表

ベンダーから提供される機能表は、そういった忙しい人向けの資料ですが、あまりあてにできないですよね。

A社から見た機能表、B社から見た機能表、お互いに自社独自の機能を多く掲載した機能表を並べて、お互いに悪く見せ合うという悲しいIT業界が繰り広げられています。 もちろん要件に沿った形での機能比較は必要かもしてませんが、カタログ値と実際の使用感ってかけはなれていることが多いですよね。

ただ、大人の事情で必要なことはありますよね…

そういう本当に面倒くさいことをやっています

弊社のエンジニアは検証にほとんどの時間を費やしています

お客様の環境で本当に狙い通りに製品が動くのか?連携がうまくいくのか?うまくいかないならAPI作っちゃえ!スクリプト書いちゃえ!こっちにしよう!など。

新しい機能が追加されたらすぐに試したり、ベンダーとも直接やりとりしながら、ずーっと勉強しています。

マーケティングのチャラい感じの私からすると尊敬しかなく、それでいて楽しそうにしています。みんなやっぱり解決が好きなんですよね。

お客様はみなさん違う環境

たくさんの異なる環境でやってきたからこそ、それならこれ、これならそれ、というような経験上たくさんのノウハウやユースケースが蓄積されています。

これまでの経験から知見と段取りを提供するのがコンサルティングなんだと思います。

コンサルティング=スピード

専門家として

ここまで、ITが身近になり、高度化していく中で専門家の存在は不可欠になっています。 税金のことが分からなければ税理士さんへ、法律は弁護士さんへ、専門家に聞くのが当たり前で、一番手っ取り早いですよね。

情報システムやITの領域でも同じで、六法全書を読む代わりに、コンサルティングに聞くことが一番手っ取り早く結果を得られる手段ではないでしょうか。

ゼロトラストだとかなんとか言っていますが

やっていることは、本当に地味というか、きわめて当たり前のことをやっています。

代表のシンジがよく、冗談半分、本気半分で「ゼロトラストは稟議を通すためのもの」と言っていますが、本当にそうで、まずは変えなくちゃいけないし、理想通りの社内システム基盤を作るのは想像以上のお金も時間も労力もかかります。

ただし、あまりよくない言葉として使われる「理論武装」はやっぱり必要で、説明責任を果たす必要があり、システムを変えていく中でどういう考え方を基にやっていくかも大事なので、その考えの中心として「ゼロトラスト」がある、というふうにご理解いただければと思います。

もし、理想の状態にならなかったとしても、その過渡期として割り切って、未来への投資をしていくことがなにより大事で、前向きなIT投資をして、前向きに仕事をしていきたいですよね。

手前味噌ではございますが

情報システム部門のみなさんは、特に日本においては本当に大変だと思います。 一人情シスなんて自虐気味に自己紹介をされている方も多いのですが、一人でなくてもやっぱり不安ですよね?

他社で実際にどうやって運用しいるのかの事例も知りたいし、製品やサービスのキャッチアップもしなければいけない。キッティング、サポート、ユーザーアカウント、その他たくさんの仕事もあって、楽にしたいけど楽にするための時間すらないのが現状だったり、経営陣との温度感の違いだったりもありますよね。

そういうお客様の事情を汲んで、プロジェクトを進めていくのも、やっぱりコンサルティングだと思います。

まずは相談していただければ、我々が提案できることはたくさんあると思います。

失注したっていいんです!営業が泣くだけなので!!

最後に…クラウドネイティブという名前ですが….

オンプレ出身の人ばかりなので、安心してください!

入って3ヶ月ですが、割と良い会社ですよ!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

しょ〜ぞ〜

新米マーケティングです。飲食店とかの企画や販促、デザインや写真などいろいろやっていました。気付いたら入社していました。よくそれでここまで生きてこられたね、ってたまに言われます。人に言える趣味は料理ぐらいです。