フルリモート×フルフレックスで働くアシスタントの“とある1日”

Nonoka Hagihara
Nonoka Hagihara

PMアシスタント

こんにちは!アシスタントのnonokaです。

面接の場でも、知人との雑談でも、必ずと言っていいほど聞かれる質問があります。

「フルリモート×フルフレックスの会社で働くアシスタントって、実際どんな1日を過ごしているの?」

たしかにオフィスも決まった始業時間もない働き方は、外から見るとなかなか想像がつきませんよね。

そこで今回は特別なイベントのある日ではなく、あえて“普通の1日”を選んで、朝から順番にリアルな流れをお見せしたいと思います🌻

1日の中に、お客様やチームからの「安心して任せられる」が生まれる瞬間が実はたくさん隠れているんです…!

はじめに

IT/セキュリティ企業と聞くと、「主役はエンジニアさんでしょ?」と思われるかもしれません。

たしかに、お客様のご支援の最前線で活躍するのはエンジニアメンバーです。でもその舞台袖で「安心して任せられる空気感」をつくっているのが、私たちアシスタントなのです。

たとえば、お客様とのSlackに少し遠慮がちに届いた「〜で大丈夫でしょうか?」の1通。あるいは、社内チャットでエンジニアがぽつりと呟いた「この確認、ちょっと時間かかるかも」のひとこと。

こうした「言葉になりきる前の、小さな不安の気配」を、私たちアシスタントチームは見逃しません。

  • 「このお客様、少しスケジュールを気にされているかも」
  • 「〇〇さん、いまタスクを掛け持ちしていて、確認の時間が取れていないな」

先回りして情報を整理したり、そっと小さなフォローを差し込んだり。エンジニアが最高のアウトプットに集中できるように。お客様が不安ゼロでプロジェクトを進められるように。

技術と同じ熱量で「人の気持ち」に寄り添い、安心できる空気感をつくる。それが、私たちアシスタントの役割です。

「フォローしてくれる人がいるからこそ、安心して任せられる」

ありがたいことに、お客様やチームのメンバーから、こんな温かい言葉をいただくことがあります。その信頼は、特別な何かではなく、1日のあちこちでコツコツ積み重ねている小さなフォローとサポートから生まれるものです。

今日はそんな安心と信頼が生まれる瞬間も、一緒にのぞいてみてください。


ある1日のタイムライン

私の“とある1日”の流れをざっくりご紹介します。

時間やること
〜8:30起床 / 身支度 / モーニングルーティン
8:30〜業務スタート / Slack&メールの未読消化
〜10:30タスクの消化 / Asana整理 / PMTLデイリー準備
10:30〜PMTLデイリー(ファシリテーション)
〜12:00打ち合わせ準備 / タスクの消化
12:00〜ランチタイム
13:00〜打ち合わせ / 調整業務 / 議事録作成
17:00〜1日の棚卸し
18:00業務終了

それでは、朝から順番に詳しくのぞいてみましょう。


朝(〜8:30)

モーニングルーティンは朝の通勤時間

愛犬&愛猫の朝ご飯、仕事へ出かける家族のお弁当作り、掃除機掛け、身支度…と、朝のあれこれをパパッと済ませます。

そのあとは、私のモーニングルーティンの時間。

YouTubeの動画を見ながら、筋膜ローラーで身体を軽くほぐしたりして、通勤の代わりにしています。ルーティンを終えたら、私の場合は8時半頃までに出社(ログイン)します。

フルリモートだと「朝の支度が終われば、すぐさまデスクへ…」となりがちですが、このモーニングルーティンで少しでも身体を動かして頭を切り替えることで、1日のスタートがまるで違います🌟


午前中(8:30〜12:00)

未読消化は気配拾いのゴールデンタイム

午前中は、集中してぐっと手を動かす時間です。

Slackの自分のチャンネルで/time inと打つ。この瞬間が私にとっての出社です。

全社員が集まる物理的なオフィスのないクラウドネイティブでは、Slackがもうひとつのオフィスなのです。

通常の会社では、何かあったときに「ちょっといいですか?」と隣の席に声をかけますよね。クラウドネイティブでは、それがSlack上で当たり前に起こっています。

困ったときに気軽に聞けて、雑談も相談も飛び交って、いつでも誰かと繋がれる。フルリモートなのにひとりで働いている感覚がないのは、このおかげです。

出社してからまず取りかかるのは、Slackとメールに目を通す未読消化タイム。ここで見ているのは、自分がこなすべきタスクの量だけではありません。

  • 「昨日のあの件、お客様は不安になってないかな?」
  • 「返信が止まっちゃってるやりとりはないかな?」
  • 「社内メンバーの『ちょっと困った』のつぶやき、アシスタントの出番はないかな?」

社内外かかわらず、文面のトーンや返信の間合いから、まだ言葉になっていない心配ごとの気配を拾う。これが、朝いちばんのお仕事です。

こうして拾った小さな気がかりへの先回りが、やがてお客様やメンバーの「安心して任せられる」に育っていく。未読消化タイムは、いわば信頼の仕込み時間なのです。

PMTLデイリーの準備

前日から残ったタスクやタスク管理ツール(Asana)の整理を進めながら、10時半から始まる「PMTLデイリー」の準備に取りかかります。

ファシリテーションもアシスタントのお仕事

10時半から始まる「PMTLデイリー」では、アシスタントチームがファシリテーションを担当しています。

開始時間までには、具体的に以下の準備を進めます。

  • 全員の出欠確認
    • フルフレックスなので、午前・午後不在にするメンバーをあらかじめ把握し、デイリーで全体周知できるようにします。
  • 当日の社外スケジュール確認
    • 主要メンバーの欠席がある場合、打ち合わせなどに問題がないか確認します。
  • お問い合わせ(Ask)の未アサイン・期日超過Askのチェック
    • 「誰のボールにもなっていないAsk」や「遅れそうなAsk」「お客様が早めの対応を希望されているAsk」を見つけておき、デイリーですぐに担当と期日、対応を決められるようにします。
    • 参照:[クラウドネイティブのAsk運用ブログ]

この下ごしらえがあると、デイリー本番では「確認」ではなく「判断」に時間を使えます。アシスタントの数分の準備が、チームの意思決定をスムーズにし、お客様への対応スピードつまり「安心して任せられる」につながります。

この見えないひと手間が信頼に変わっていく手ごたえこそ、アシスタントというお仕事の醍醐味だと思っています。

準備が整ったらZoomで皆さんの参加を待ちます。(一番最初に入っておくと、メンバーとちょっとした雑談ができるので、密かに一番乗りを狙っています(笑))

フルリモートだからこそこういった何気ない雑談が、お互いの様子を知る大切な時間になっています🍀

PMTLデイリーが終わった後

PMTLデイリーが終わった後は、議事録の仕上げの続きやAsanaの整理、その日の打ち合わせ準備を行います。

この時間にいちばん意識しているのは、「止まっていないかな?」を見つけること。

また新規プロジェクトが同じ時期にいくつも重なり、スタートすることはよくあります。そんなときにアシスタントチームを待っているのは、キックオフや週次定例会などの「会議設定」ラッシュ。

参加者が多い会議だと(時には10人以上になることも)、「○○チームのAさんとBさん、△△チームのCさんとDさん…」と、参加者全員のスケジュールとにらめっこしながら空き時間を探していく、地道な作業を行っています。

ただ、こうした調整が何件も同時に走ると、「お客様からの返信を待っている件」と「こちらから返さなければいけない件」が入り混じって、どうしても見落としが生まれそうになるんです。

そんなときに活躍してくれるのが、Gleanです。

Gleanをひとことで言うと、「会社の中のことをなんでも知っている、社内専用のAIアシスタント」。Slack、メール、Notion、Box、Asana…とバラバラのツールに散らばった情報をまとめて探して、AIが要約や回答まで返してくれる、頼れる相棒です。

たとえば以下のプロンプトを投げてみると、新規プロジェクトの日程調整の進捗はもちろんのこと、

  • 「昨日の議事録、PMさんに確認してもらえたかな?」
  • 「社内確認していたあの件、どうなっていたっけ?」

といった止まっているボールまで、優先度の高い順にひと目でわかる形で教えてくれます。

▼プロンプト例

私の応答を待っている人を見つけるのを手伝ってください。
私の仕事と連絡経路 (メール、メッセージ、ドキュメントのコメント、チケットなど) での過去数日間の私のアクティビティを確認してください。
私が質問されている場所、対応が求められている場所、明らかに私の意見が期待されている場所、私がまだ応答していない場所を特定してください。
同じスレッドやトピックの関連項目をグループ化し、重要度の低い通知を無視し、緊急性、私と質問者との関係、プロジェクトの重要性によって優先順位を付けてください。
その後、私を待っている人、質問のコンテキストと質問が重要な理由、推奨される次のステップ、これまでの待ち時間の長さ、元の情報源へのリンクを共有してください。

▼Gleanのイメージ

ただし、AIも万能ではありません。すでに完了しているタスクが「進行中」のまま残っている…なんてこともたまにあります。


AIの答えを鵜呑みにせず、「これって本当に合っている?」と一度立ち止まって、最後は自分の目で確かめる。情報を正しく扱うことを大切にする企業のアシスタントとして、このひと手間は絶対に省きません。

AIの力を上手に借りつつ、最後は人の目で確かめながら業務の詰まりをほどいておくと、チーム全体の午後がぐーんとラクになります。

「止まっていた件」がお昼前には動き出している、こんな小さな積み重ねが、お客様をお待たせしない“安心”につながっています。


打ち合わせ準備の詳しい流れについては、こちらのブログなんとなくを無くす、議事録のつくり方も併せてご覧ください♪


お昼休憩(12:00〜13:00)

オンとオフを切り替える時間

フルリモートの落とし穴は、仕事とプライベートの境目が曖昧になりがちなところ。

入社したての頃は、作業に没頭するあまり、ふと時計を見て「もうこんな時間!お昼を取っていない」なんてこともありました。

そこで今は、ランチタイムを1日の大事な区切りにしています。

あえて「家にあるもので簡単にお昼を作る」と決めることで、強制的にデスクから離れて「絶対に作って食べる時間」を確保するのが、私流の工夫です🍳

リフレッシュタイムで心身フル充電

お昼を食べ終えた後は、愛犬&愛猫とまったりタイム。

そして、フルリモートのうれしさは、2匹の「知らなかった一面」に出会えること。

「こんなところでお昼寝していたの?」「2匹だけでも、いい距離感で仲良く過ごしてるんだなぁ」と、外へ出社していたら見られなかった2匹の姿に、思わずほっこり。

つい最近1歳の誕生日を迎えた愛猫が、日々すこしずつ成長していく姿をすぐそばで見守れるのも、フルリモートの環境が与えてくれたご褒美だと思っています🐾

▼仲良くお昼寝するワンニャンズ

ショートアニメを観たり、YouTubeでストレッチをして体をほぐしたり。フルリモートならではの恩恵に感謝しながら、気の向くままの心地よいリフレッシュ時間を過ごしています。

午前中に拾い上げたさまざまな気がかりも、ここではいったん手放して頭をリセット。オンとオフの切り替えがあるからこそ、午後の「人と関わる仕事」にもフレッシュな気持ちで向き合えるんです。

しっかり休むことも、お客様やチームへの安定したフォローを続けるための、大事なお仕事のひとつだと思っています。


午後(13:00〜17:00)

会議と調整の時間

お昼を挟むと、午後は社外のお客様と関わるお仕事がぐっと増えます。(多い日には、打ち合わせが1日5件以上入ることも…)

アシスタントの主な役割は「議事録作成」です。

会議が休みなく続くと、タイピングの手も頭もフル回転になりますが、ここで残す記録たちが、お客様とチームの共通の記憶になると思うと、自然と気が引き締まります。

記憶が温かいうちに「新鮮な議事録」と「タスク」を届ける

会議が終わったら、すぐさま議事録の仕上げに取りかかります。

社内メンバーはもちろん、お客様の記憶も温かいうちに新鮮な議事録をお届けすることで、確定事項やNext Action(次にやること)が鮮明なまま全員に共有されます。


「言った・言わない」や認識のズレが生まれないことも、お客様に安心してプロジェクトを進めていただくための、大事な下支えです。


そしてもう一つ絶対に欠かせないのが会議で出た、To DoやNext Actionのタスク化です。

用件の裏にある温度感を汲み取る

会議のほかにも、お客様との日程調整や必要な情報の橋渡しといった調整業務を行います。

ここで大切にしているのは、書かれている用件そのものだけでなく、その裏にある温度感を読み取ること。

  • 「この書き方、少しお急ぎのニュアンスかも…?」
  • 「本当は他にも確認したいことがありそう」

そんな行間に気づいたら、先回りしてひとこと添えたり、社内の確認を早めに走らせたり。この感覚は、お客様に対してもチームに対してもまったく同じです。


誰かが安心して前に進めるように、そっと道を整えておく。

この積み重ねたちが、「フォローしてくれる人がいるからこそ、安心して任せられる」というお客様やチームのメンバーからの言葉につながっているのだと思います。


夕方(17:00〜18:00)

棚卸しと明日の私への申し送り

夕方は、その日の棚卸しの時間にしています。

終わったタスクは閉じて、残ったものに印をつけて、翌日の自分に申し送りを書いておきます。この時間があるかないかで、翌朝の立ち上がりが全然ちがいます。

あわせて、お客様やチームに投げっぱなしになっているやりとりがないかも、最後にもう一度チェック。1日の最後までフォローを途切れさせないことが、翌日の「安心して任せられる」につながります🫶🏻

そして終業時には、PCをパタンと閉じてオンとオフに区切りをつけます。気になると納得するまで調べ続けてしまうクセがあるので、「今日はここまで!」と自分を止めてあげられます。

小さなことですが、フルリモートで長く健やかに働き続けるための、大事な習慣です。


フルフレックスだから何かあった日も安心

もちろんここまでご紹介したのは何事もない、ごく普通の1日の流れです。

急な用事ができたときや体調を崩したときには、フルフレックスを活かして、柔軟に時間を調整させてもらっています。

たとえば、愛犬・愛猫の急な体調不良、お子さんの発熱。

心配でたまらないのに、「病院へ連れて行くので今すぐ抜けます」とは、なかなか言い出しづらいものですよね😢

クラウドネイティブには育児中のメンバーも多く、他の会社ではなかなか難しい中抜けも、「お互いさま」の空気の中で自然に受け入れられています。

実際私も以前、愛猫の体調が急変し病院へ連れて行くために早上がりをさせてもらったことがあります。

Slackでひとこと共有しただけで「お大事に」と快く送り出してもらえて、本当にありがたかったです(涙)

▼実際のSlack

自分たちが「安心して働ける」からこそ、お客様やチームにも“安心”を届けられる。

これが、クラウドネイティブで心も体も健康にお仕事できる大きな理由だと思っています。


1日を通して大事にしていること

1日を通して意識しているのは、じつはたった一つ。「情報を正しく扱う」ことです。

送信先は合っているか、共有範囲は適切か、その情報は最新か。

「IT/セキュリティ企業だから特別に気を張っている」というよりも、こうした確認が空気のように日常に馴染んでいる感覚です。

急いでいても、確認すべきことはきちんと確認する。この落ち着きこそが、クラウドネイティブらしさだなぁと思います。

そして、ここまで読んでくださった方はお気づきかもしれません。

朝の気配拾い、デイリーの下ごしらえ、新鮮な議事録、夕方の申し送り。一見バラバラなこの仕事たちは、じつはすべて「正しい情報を、正しい人へ、ちょうどいいタイミングで届ける」という一本の線でつながっています。

エンジニアメンバーが最前線で“技術”を武器にご支援を前へ進め、私たちアシスタントチームが“人の気持ち”と“情報の確かさ”を守る

その両輪がそろってはじめて、お客様の「安心して任せられる」が生まれるのだと思っています。


【まとめ】こんな1日を「いいな」と思ってもらえたら

アシスタントの1日に、派手さはないかもしれません。


丁寧さが当たり前として共有されていて、働き方も自分で選べて、支えるだけではなく判断で主役になれる。確かな手ごたえのあるお仕事だと思っています。

「エンジニアじゃないから…」「ITは未経験だから…」と応募をためらう必要は、まったくありません!

言葉になる前の不安やニュアンスを汲み取り、“安心”を届ける。そんなお仕事や働き方に「いいな」と感じてくださる方を、私たちアシスタントチームは心からお待ちしています。

この記事をシェア