こんにちは〜!あーりーです。
今日は日本のITが遅れている件について書きたいと思います。先日社外での打ち合わせの際に、日本は欧米より18ヶ月遅れているという話を聞いてから気になっていました。
アメリカより20年遅れている説
アメリカで起こった政治・経済・社会のシステム、及び社会現象(流行、犯罪、社会構成世代別での民度の高低傾向・思想傾向)が、約20年かけて日本に普及する(もしくは再発・再現される)という考現学説。もあります。
OECDの報告書によると日本の就労者のIT対応は他の先進国に比べて遅れている
経済協力開発機構(OECD)の報告書「スキル・アウトルック2019」によると、日本の就労者のうち、オンライン講座などで技能向上に取り組んでいる人の比率はOECD(36カ国)の平均を下回っています。
残念なことに、職場のデジタル化についても、主要先進国を下回り、OECDの平均を下回っているということが日経の記事になっていました。
【参考】日経新聞「就労者のIT対応、日本は世界に遅れ 潜在力は高く 」
日本企業のIT化がなぜ遅れたのか
RIETI(独立行政法人経済産業研究所)のレポート「日本企業のIT化がなぜ遅れたのか」を読んでみました。
このレポートでは、企業のIT投資の導入・拡大要因および全要素生産性(Total Factor Productivity,以下TFP)に与える影響について分析結果が書かれています。かいつまむとこんなかんじです。
まず、企業規模が大きいほどITの導入が進む可能性が高いが、日本の企業規模の分布は米国に比べ、中小企業が多いということ。
そして、企業年齢分布の面でも、研究では、若い事業所ほど古い事業所に比べてIT導入の確立が高まることが表されています。
しかし、日本の殆どの産業では企業年齢が35年以上経っている企業が産業産出の半分以上を占めており、参入・退出率がアメリカの約半分である日本の状況と合わさって、IT導入を遅れさせた可能性が高いことを指摘しています。
また、ヨーロッパにおけるIT化の遅れ及びTFP上昇率の停滞がアメリカとヨーロッパの市場規制などの経済環境によるものなのか、経営管理手法によるものなのかを検証するため、ヨーロッパに拠点をもつアメリカ資本の多国籍企業と国内企業との間でIT投資が生産性に与える効果を比較した結果、
アメリカ資本の多国籍企業あるいはアメリカ資本に買収された企業においてIT投資の生産性に与える効果が大きいことが明らかとなり、IT投資が効果を発揮するためには経営管理手法が重要な役割を果たす可能性が高いことを指摘している。
IT投資の遅れの要因として考えられるのが、経営組織。IT投資を実施すれば企業の成長に大きく貢献することが期待されるにも拘わらず、日本企業はIT投資を活かす経営資源が不足しているためにその投資を躊躇しているものと類推される。
【参考】RIETI(独立行政法人経済産業研究所)のレポート「日本企業のIT化がなぜ遅れたのか」
最後に
夏休みで日本に来ていたアメリカの小学生から、学校にフリーWi-Fi、授業でChromebookを使っていると聞き、驚きました。
小6でiPhoneを使いこなしTikTokやInstagramを楽しんでいて、ジェネレーションギャップなのかカルチャーショックなのか・・・
日本の小学生との交流がないので・・・今どきの小学生はどうなのでしょう。気になります。
本日の1枚
やまやのランチでお腹いっぱいのgonoway
それでは、また明日〜!