働き方

コワーキングスペースのお話

はじめに

こんにちはSayuriです。わたくし実は、サーブコープで4年、WeWorkで3年半と7.5年サービスオフィス業界でお仕事をしておりました。

その間にたくさんのサービスオフィスを見てきたので、今回はITに全く関係ありませんが、サービスオフィス業界のお話をさせていただきます。

コワーキングの歴史

コロナ禍で注目されているサービスオフィス・コワーキングオフィスって実は歴史のあるビジネスなんです。

1978年(シドニー)サーブコープ設立
1989年(イギリス)リージャス設立
1994年 (日本)サーブコープ日本第一拠点ができる
同じく1994年(シンガポール)エグゼクティブセンター設立
1998年 (日本)リージャス日本第一拠点ができる

実は43年前から始まり、日本にも27年前にはあったのです。27年前の流行語大賞が【同情するならカネをくれ】でした。懐かしいですね!

日本で注目が高まったのはソフトバンクの孫さんがソフトバンクワールドでWeWorkの紹介をしてからでしょうね。ちなみにシンジは日本で一番初めにWeWorkのオフィスを契約したそうです。

今やほとんどの大手ディベロッパーもコワーキングスペース作っていて、ビルの中に複数のコワーキングが入っているなんてことも起こっています。

世はまさに、大サービスオフィス時代! (ワンピース風に言ってみました)

種類

サービスオフィス、コワーキングスペース、シェアオフィス、バーチャルオフィス、サテライトオフィスとたくさん種類あるけどどう違うんだろう?って思ったことある人も多いはず!

色々違いを書いている媒体ありますが、ぶっちゃけ呼び方の定義なんてまちまちで、不動産のプロの仲介会社や、サービスオフィス・コワーキングオフィスの社員ですら説明できないくらい、曖昧な感じです。

ざっくり説明します。

★サービスオフィス/レンタルオフィス/コワーキングスペース/コワーキングオフィス/シェアオフィス★
ググると色々語っているサイトありますが、本質はどれも同じようなものです。各社サービス内容や、内装、ビルグレードなどが違うだけです。

せとか、はるみ、甘平、紅マドンナ、値段や味など各種特徴ありますけど、結局全部みかんですよね。(愛媛県出身なので、みかんで例える)

昔はサービスオフィス(またはサービス付きレンタルオフィス)やシェアオフィスなどと呼ばれていましたが、WeWorkのようにラウンジなどの共有スペースを広く取り、コワーキングできるスペースを設けたシェアオフィスが主流になりコワーキングスペースなどの言葉が広がりました。

そんなWeWorkは最近はHP上で、フレキシブルオフィスって呼び方をしています。

★バーチャルオフィス★
これは簡単。【住所貸し】!

「バーチャル=仮想」なので実際の個室などを借りず、住所だけを使うサービスです。
バーチャルオフィスの中でも、住所だけ、電話サービスだけ、住所も電話も、のように各社プランがたくさんあります。プランによっては1日何時間だけラウンジ使えるなど、各社特徴が色々あります。

費用が安く数千円から東京の住所を簡単に持てるのですが、この住所を使って銀行口座を開設するのはかなり難しいので注意です。

★サテライトオフィス★
サテライトオフィスは本社から離れた場所に設置されたオフィスのこと。

支社や支店、営業所とは違い、サテライトオフィスは社員の利便性のために使われることが多いです。
例えば都内が本社で横浜にサテライトを持つ場合、名刺とかHPとかには載せず社員が作業をする用途で持つなど。鎌倉に住んでるから東京行くの面倒くさいし、横浜で仕事しちゃお!みたいな感じです。

一般的なオフィスとの違い

各社でサービス内容などが本当にまちまちですが、簡単にまとめると
● ほとんどが賃貸借契約ではなく、サービス契約(大手がやっているところだと賃貸借契約もある)
● Aグレードのビルでも1ヶ月単位で借りられる
● 家具付き
● 受付、秘書、コミュニティスタッフなど運営スタッフがいる
● インターネットや空調、電気代などの光熱費や清掃費などが含まれている

など、パソコン1台持っていけばすぐ仕事ができる環境が整っている。

ただし、各社サービス内容が本当に違うので、契約時はしっかり内容を確認しましょう。

今時では考えられないような、インターネット回線が30GBまでで超過分は請求されたり、空調は営業時間のみで時間外の空調代を請求をされる場合もあります。過去見た中で一番高額だったのが古いビルでゾーニングがなく、空調とつけるとフロア全体がついてしまうため45,000円/時間だとか。新しいビルでもゾーニングが大きい区画でしかわけられていない場合、5,000円〜6,000円/時間を請求されることは珍しくありません。

じゃーどこが一番いいのか

それはもうどこでもいいですよ。借りる目的によって変わります。この辺り情報システムのコンサルティングと似てますね!現状の課題(As-Is)を考えて、理想の姿(To-Be)を描く、的な。

オフィスを借りる理由が何で、オフィスを借りるための目的は何なのかで選べば良いと思います。
選ぶ基準は例えば・・・・

  1. 働く場所(渋谷がいいとか、新宿がいいとか)
  2. 働く時間(24時間使いたいとか、月に4-5時間だけとか)
  3. ビルのグレード(Aグレードビルじゃないと嫌だとか、フラッパーゲートが必要とか)
  4. オフィスの雰囲気(カジュアルがいいとか、高級感が必要だとか)
  5. いろんな拠点を使いたい
  6. 人と繋がってビジネスを成長させたい(この場合WeWork一択!)
  7. 予算
  8. 何人で使いたいか(全員固定席が必要かなども含め)
  9. ペットの同伴不可
    などなど。

Just Fit OFfice を見れば各社のオフィスの雰囲気や予算間などイメージがつくのでおすすめ。

おわりに

働き方改革やテレワーク推進などを考えて、サービスオフィス・コワーキングオフィスなどへの入居を検討される企業さんは増えてきています。また、一般賃貸の5年/10年縛りに嫌気がさして、DeNAクックパッドのように大手企業が本社移転などをWeWorkなどで行うケースも増えています。

となるとやはりセキュリティ面が気になりますよね。クラウドネイティブではその辺りを含めて、ばっちりコンサルさせていただきます!

そして、ご指名いただければ、サービスオフィス・コワーキングオフィスでのお仕事歴7.5年のSayuriがオフィス選択のアドバイスや割引交渉させていただきますよ♪

さゆり

漫画・アニメとワインとビリヤード(万年B級)が好きです。子供が寝た後に、ワインを飲みながら、NetflixやAmazon Primeで昔のアニメを流し、アプリでひたすら漫画を読んでいる時間が至福の時間。