はじめに
IT全く関係ありませんが、今日は女性のキャリアのお話を少ししたいなと思います。
わたしは昔から【思い立ったが吉日、その日以降はすべて凶日】をモットーに、ノリと勢いで生きてきて、若い頃はキャリアに全く興味がなく、25-26歳で玉の輿にのって、28歳くらいで子供産んで専業主婦になると思っていました。
そんな漠然とした理想をのんきに思い描いていたころから、しばらく経って(秘密♡)、ここ数年はよく「バリキャリ」という言葉で呼ばれるようになりました。
わたしはバリキャリという言葉が嫌いで、「ややキャリです」(スーツとか着ないし、バリバリってほどではないので、ややキャリア)と返すようにしてます。
キャリアとお金
いろんなお金の稼ぎ方ってありますよね。バリキャリを目指す。投資する。起業する。一発逆転玉の輿を狙う。などなど。その人それぞれ、人生の過ごし方や仕事に対する考え方、特に女性の場合は結婚観や思い描く家庭象なんかもあって、本当に人それぞれだなって思います。
今回は、キャリアとお金について、出産や復職を経験して、わたしなりに考えていることを記事にしてみました。
玉の輿はいいよ!
いや、玉の輿はいいと思います!狙って玉の輿にのれたのなら、とても羨ましい話ですよ。
ただ、会社社長と結婚したとして、その会社が5年後に倒産しました!手元に何もありません!結婚後は専業主婦してたんでスキルもキャリアもありません!これってキツイですよね。一度上がった生活レベルを落とすのは本当に辛い・・・
何年か前に、年収の高い男性と結婚したいという女性にJ.P.モルガンCEOのマジレスした話が話題になりました。
お金持ちと結婚するための方法を探すのはおやめなさい。それよりも、あなたが年収50万ドル稼ぐ人になるのです。(詳しくはこちら)
たくさんの理想と現実
先日電車で大学生くらいの女性が、「年収1000万円以上の人と結婚して港区のタワマン住みたい!」と言っていました。しかし、1000万円の人と結婚しても、そんなに裕福な生活送れないのが現実です。
1000万の手取りは大体720万円で、港区のタワマンの2LDKの家賃は25万円くらいからなので、残念ながら半分近くが住居費になってしまいますね…
もちろん、よし!それなら、1500万、2000万、いやいや1億円…というのも一つの選択肢だと思います。
わたしの友達は27歳の時に、理想の男性について【年収3000万以上、青い目で金髪の外国人で、身長は175cm以上、ダブルパスポート(マイナーな国はNG)、3ヶ国語以上話せる人】と、言っていました。30代半ばには【青い目、金髪】だけになり、フランスに旅立ちました。
今は青い目でも金髪でもないフランス人と、結婚して幸せそうなので人生わからないものですね。
自立は最強の保険?
現在日本の離婚率は35%、3人に1人は離婚します。1000万円の人と結婚しても、離婚しないとは限らないです。
そして、仮に年収1億円稼ぐ経営者の人と結婚しても、その1億円がいつまで続くかわからない、むしろ倒産して借金抱える可能性だってあります。企業の生存率は「10年で6.3%」「20年で0.3%」です。
そして、60-65歳で退職するまで旦那さんが元気に仕事ができる保証もない…保険に無駄なお金かけるより、金銭面だけでも相手に依存をしない状況を作っておくことって女性にとっても家族にとっても最強の保険だとわたしは考えています。
1億円ほしいですか?
いらない!と言う人は少ないんじゃないかな。わたしは欲しいです。
女性がバリバリ働くことのメリットは、とてもシンプル!そう、お金です。
働く理由は社会貢献だとか、スキル獲得だとか、自己肯定感を得るためだとか色々な意味が加わりますが、まず働くことで得るもので一番シンプルなのはお金です。
例えばあなたの年収が400万円の場合、手取りが大体315万円。30歳で結婚して65歳まで働いた場合と、結婚を機に退職した場合だと、1億円以上の差が出ます。
315万円*35年=1億1025万円
これは単純計算ですが、年次昇給や退職金もあれば、1億円の貯金も現実的ですよね。
うちの会社は女性の出世が難しいのよね〜っという場合
そんな場合どうすればいいのか。とよく聞かれますが、答えはシンプル!
そんな会社はさっさと辞めましょう。
残念ながら日本の世の中は男尊女卑です。特に出世に関しては顕著です。
以前わたしがいた会社は、社員の女性割合は6割以上でしたが、ディレクター以上の女性は1割で、エグゼクティブに関しては全員が男性でした。
内閣府の男女共同参画局のデータによると、常用労働者100人以上を雇用する企業の労働者のうち役職者に占める女性の割合を階級別に見ると、上位の役職ほど女性の割合が低いです。そしてこれだけダイバシティと騒がれながらも、部長の割合が27年で4.9%しか上昇をしていません。(詳細はこちら)
会社が変わるのには時間がかかります。思っているよりながーーーーーい時間がかかります。そしてあなたの会社が変わる保証はありません。
そんな会社はさっさと転職しちゃいましょう!
幻の赤ちゃん
愛読書シェリル・サンドバーグ氏(FacebookのCOO)の著書『LEAN IN』には、若い女性が結婚予定の相手さえいないうちから子どもを産んだときの不安を胸に抱き、将来を不安視して挑戦ができなくなる「幻の赤ちゃん」問題について書かれています。
かくいう私も幻の赤ちゃん問題を勝手に抱えていましたが、この本を読んで「キャリアの事考えて転職しよ」となりました。
まだ読んでない人は是非読んでみてください。
2030年には女性の2割が生涯独身と言われていますので、そもそも結婚するかもわからない。DINKS(Double Income No Kids, 2収入、子供なし)を選ぶ人も増えてきていますし、結婚しても子供を産む選択をするかどうかも、望んでも子供ができるかどうかもわからない。
そして妊娠しても、妊娠発覚からでも半年以上は働けますし、産後も8週間以上経てば復帰できますから。
たとえば、ソフトバンクの孫さんが、自分の会社にアドバイザーとして入社することになって、入社後はどこかのタイミングで3-6ヶ月間は休みをとるかもしれません。休んだ後はちゃんと復帰します。
この前提条件で雇いますか?(孫さんの給料は払える前提です。)
入社後、休みをとる可能性があるのだったら雇いません!ってなりますか?
つまり、幻の赤ちゃんに怯える必要なんかなくて、自分が必要な人間になれるように努力をすればいい!と言うことだとわたしは思っています。
産休育休に関して
そんなわたしは昨年8月末に出産しましたが、出産3週間前まで仕事をして、2ヶ月ちょっとで仕事を復帰しました。役職付きの男性やイクメンアピールをする男性ほど、子どもがかわいそう!と言ってきました。
かわいそうと思うなら、産休育休期間中は給料全額払って、キャリアを保証してくださいよ!そして、24時間赤ちゃんと一緒にいるの大変なんでシッター代も会社で負担してください。って感じですよね。
育児休業給付金なんて2ヶ月に一度だし、貰える金額には上限あります!180日まで給料の67%、180日以降も50%も貰えるんだ!と思っていたら、年収550万くらいの人から、上限にひっかかります。社会保険料は免除ですが、住民税を納税の義務があります。ですので、年収が高ければ高いほど育休中に貰えるお金は少なくなります。
以下ざっくりですが、概算です。
アメリカでは産後も3ヶ月以内で職場復帰するワーキングママが7割を超え、最短ケースでは2週間での職場復帰いう場合もあります。
産後すぐに職場復帰したわたしに、「赤ちゃんがかわいそう」という言葉は、思いやりではなく、重い鎖になって女性のキャリア形成を妨害していることに気づいてほしいですね。
じゃー、どんな会社が女性にとっていい会社なのか
この質問もよく聞かれます。答えはシンプル!
わかりません。というか、わかるわけがありません!!
産休育休制度がめちゃくちゃ整った会社があったとして、そこで働くことがストレスだらけであれば、それはいい会社じゃないですよね。わたしにとっていい会社が全ての人にとっていい環境だとは限りません。
どんな会社で働くかよりも、自分がどうしたいか、何が大事か、を考えたほうがいいと思います。
私の場合は、一番大事なのは可愛い子供と愛する旦那様との生活です。仕事は、あくまでその幸せなプライベートの生活をおくるために必要な”お金”を稼ぐ場所です。(会社のブログでこんなこと言っていいのかわかりませんが・・・)
ですので、自分がHappyに仕事ができる場所というのが、自分にとっていい会社なんじゃないのかなと思っています。
入社1ヶ月ですが、わたしがHappyに働けている会社が人材募集しているので、もしチャレンジしてみたいなという人がいたらこちらをチェックしてみてください!
自分でHappyな場所を作る
どんな仕事であっても、仕事を楽しんでできるようになりましょう。そうすると、やらされている感がなくなって楽しくなってきますよね。
残業するとブスになるよ!これは自分のチームが残業をしているときに、わたしがいつも言っている言葉です。
例外として、あと2時間頑張って仕事仕上げたら、1億円の案件受注できてボーナスもらえます!などのポジティブな理由の残業はもちろんOKです。
残業に限らず仕事をしていると、頑張らないといけない時、残業をしないといけない時って必ずあるわけで、その時は精一杯頑張りましょう。それ以外はオン・オフ切り替えて、プライベートをEnjoyしましょう。
そして、プライベートをEnjoyするためにも、自分で稼げる環境を作っておくと言うのは良いことだと思います。それがなるべく楽しく仕事ができる環境をとることが重要だと思っています。
※この記事は全てわたし個人の意見です!!