はじめに
セキュリティチームのばーちゃんでっす!
試用期間が終わり、何を書いてもクビにならないと言われたので(言われてないw)、転職前後で感じたギャップを中心に振り返ります!!
未経験で入社して感じた率直な感想:え、ヤバイかも(笑)
このままやっていけるのか……? 終わった。チーン。
試用期間中の心の移ろい、まるでジェットコースターのよう。
恋する乙女でもここまで激しく落ち込まないんじゃないですかね!?
3行まとめ
少し長くなってしまいましたが……。
- 応募前→転職前→転職後→これからを書きました
- 転職前後で感じたギャップを赤裸々に言語化しました
- ギャップにはたくさんのプラス(ハッピー)も含まれていました
応募前、転職前の情報収集
応募前と転職前に情報収集を行いました。行いましたよ!
ん〜、今思えば百聞は一見にしかず、さっさとカジュアル面談しちゃいなYO! って感じでしたけどね。粘着質なストーカーになったつもりで、入社もしてないのに従業員の情報を集めてました。
情報と言っても個人情報ではなくて、働き方、やっていること、大変なこと、雰囲気などなど。
透明性の高さも大事にしてました。前職がブラックボックスばかりで苦労したので(おっとこれ以上は……)。
なので、情報公開が少ない会社を転職先候補からどんどん外しました。部外者が組織内部の情報を把握することは難しいですが、公開情報の量が多ければ多いほど、会社の特徴を知る良い指標になりますからね。
ただ、クラウドネイティブは情報が多すぎて追いきれない!!
就業規則まで公開されてて「この会社どうなってんの!?」って思いました。
社長の動画も見ました。サーキットを走りながらITの話をする人なんているんだ!
特に好きなのは以下動画の0:40あたりから無言になるシーン。
転職先の情報を集めていたはずなのに、なぜかサーキット爆走の動画を見ている自分。ビカビカ光るトラックに乗っていた祖父と、マジョーラに染められた角ありバニングに乗っていた母に一瞬気持ちを馳せました。じいちゃん、かあちゃん、おれ、ついにモータージャーナリストになるよ……。
ブログも読んだんですけど、製品や技術的な話は1mmも分かりませんでした。ただ、なんかカッコいい! スゴそう! と思いました←浅はか。
だって、Webサイトのトップにあどみんちゃんがいるんですよ??
すごくかわいいじゃないですか。今スグ相談! ポチッと押しちゃう!
(*´Д`)hshs
社員インタビューも読みました。
色んな呼び名の人がいたり、色んな性格の人がいるんだってのが、ひしひしと伝わってきました。面白そうな人がいっぱい!
求人がないと面接してもらえないのかな〜と思って、採用ページも見てました。
ただ、クラウドネイティブは求人の有無に関係なく、お互いが納得すれば採用が決まる!!(たぶん)
今思えば、一般企業のように堅苦しく考えずもっと早くカジュアル面談をしておけばよかったと後悔。
そんなこんなでエージェントを介さず直接応募して、爆速返信に驚きながらクラウドネイティブの門をくぐる。あ、フルリモートなので門はないですけどねw
ギャップ、それは唐突に
粘着質を発揮して情報収集した!
心構えもした!
大きいギャップは生まれんだろう!
が、ががが。
スキル、文化、ギャップの玉手箱や〜。まさに百聞は一見にしかず!
ギャップ1.想像以上に分からなかった
分からんすぎる!!
想像してたよ……!
覚悟もしてたよ……!
……でも想像以上に分からない!!
最初は「何が分からないのか」すら分からない。
さすがにみんな日本標準語を話しているのは分かりますがw
常に脳がパンク状態。
飛び交う単語が製品の略称なのか、フレームワークなのか、専門用語なのかさえ区別がつかない。例えば「IAM、アイアム? 私は? 英文法?」「MDE、EDR、同じもの!?」「PIM(ピム)って響きは可愛いけど、何者?」って具合でした。
想像できますか。分からない単語だけで埋め尽くされる会議を。
聞きながら、調べながら、理解しながら、参加してるので、発言を求められたら結構しんどい。
「何でも聞いていいよ」と言われても、何をどう質問すればいいのかが分からないんダイ!
分からないことが上手く言語化できないので、質問の機会を失い、また分からないという負のループ。これはしんどかったですね〜。
「できない」「分からない」のオンパレード。揺れる心の原因(大)。今振り返れば「くよくよしてんじゃないよ、あんた!」って感じですけどね。
ギャップ2.ジェットコースターのようなスピード感
クラティブ半端ないって! そんなんできひんやん普通!!
なんたってスピード感が尋常じゃないです。
前職では1〜2週間ごとの進捗確認だったのが、ここでは毎日確認・報告・相談を行い、素早くフィードバックを回します。
自分にとっては、爆速でした。
数百ページの資料を読み込んで説明資料を作ったり、図を描いたり、提案したり。相談に乗ったり、問い合わせ回答したり。検証したり、……and more.
しかも1つじゃないんですよ。複数同時進行!!
「精神と時の部屋」は大げさかもしれないけど、ここでの1ヶ月は前職の3〜4ヶ月に匹敵する……。
それに加えて社内のコミュニケーション量も驚くレベル。
社員のtimeには毎分のように情報が飛び交い、資料やタスクが高速交換。
毎日ジェットコースターに乗っているような感覚。
さっきも「くらり」と一瞬目が回りました(これは例えでなく本当に)。
今日時点で自分が参加しているパブリックチャンネルは300以上、プライベートチャンネルは4つ!!
ギャップ3.そこに価値はあるんか?
価値へのこだわりが尋常じゃない。
鳩が豆鉄砲喰らった顔ってみたことあります? 私は見たこと無いんですけど、たぶんそんな顔してました。見たこと無いけど。だって価値に対する執着がすごいんですもん。
前職でも社内や顧客のために奮闘はしてました。間違いなくしてました。タスクをこなし、プロジェクトを円滑に進め、チームの相乗効果を高めることも、確かに価値あることだったと思います。過去の自分、自分たちを否定する気はサラサラないです。
でも、ここまで深く、自らの行動と意識に強く強く問いかけられたのは初めてでした。
強みを発揮してチームや顧客に貢献する、その強い意志と姿勢は、チームメイトや顧客にとって何よりも心強い存在です。クラティブと接点のある顧客はマジでツイてます。
ハッピーターン
つらたんなこともいっぱいありますけど、ハッピーターンなこともいっぱいあります。つらたんとハッピーターンがかかってます。れっきとした対義語ですよね? あれ??
その1.プロ集団から学んだこと
価値を追い求めるプロフェッショナル集団、ホントすごいです。
言うならば、そうですね〜。
高度に独立(疎結合)したプロフェッショナルたちが、互いの強みを交換しながら価値を最大化し、組織と顧客に貢献する姿勢(しかも高速に、同時並行で)の塊
って感じですかね。
前職ではチームワークを重視する文化があったんですが、本当のチームワークって単なる馴れ合いではなく、互いに厳しく要求し合ったうえで、組織が生き残れるようにお互いの背中を守り合うものなんじゃないかなって思うようになりました。
だから、緩みは許されず、絶え間なく価値を生み出し続けることが義務付けられている。そんな強い意識がフルリモートなのにひしひしと伝わってきます。
感銘。筆舌に尽くしがたい。
その2.意思決定の基準が分かりやすい
意思決定が単純明快。チョー気持ちいい。
感情ガン無視って感じではないですが、意思決定に感情が入ると判断がブレやすくなるじゃないですか。だから感情的な議論はあまり行われていない印象。
組織として最も価値を高められる決断、顧客に最も価値を届けられる選択を重視してる気がします。
だから意思決定の再現性が高いし、誰が判断しても同じ結論に至りやすいと思います。
説明も簡単だし、外(チーム外、プロジェクト外、顧客、利害関係者)から見ても判断基準が明確。
少し話は変わりますが、Slackの利用状況データも非常に興味深いです。
2022年のデータですけど、パブリックチャンネルでの表示回数が97%を占めてるんですよ!?
パブリックチャンネル表示回数なんて、50%行けば良い方だと思ってました。
前職ではプライベートチャンネルばっかりでブラックボックス→コミュニケーションに多大な労力g(おや、誰か来たようだ……)。
透明性が高くて、分かりやすい環境で働けるって、チョー気持ちいい!
ちなみに私は、地区で平泳ぎ4位でしたw
その3.利活用できる仕組みが多い
前職では懇願しても使えなかったiPaaS!
AIがいっぱいいる、かわいい!!
Slackのワークフローやスラッシュコマンドは罰が当たるくらい贅沢!!!
感謝カンゲキ雨あられ、幸せですっっっっ!!!!
技術的なスゴさも書き殴りたいんですが、自分には難しくて説明できませんので、参考ブログをいくつか貼ります。
これも!
これも!
これも!
これらの仕組みは、年月を経てさらにすごいことになってる!
入社したら分かる、その凄さ☆キラリ
こういう仕組みを作ってくださる方には、本当に頭が上がりません。
さらに向こうへ、Plus Ultra!
試用期間は何とか乗り切ったけれど、まだ「クラウドネイティブの一員です!」と胸を張って言えるほどの自信はないです。だって諸先輩方がスゴすぎなんですもん。
でも、私だって指くわえて泣き言ばっか言ってたわけじゃありやせん!
いっぱいやった!! 効果的だったかはともかくとして←甘い。
心持ちを変えた
メンヘラになったってしょうがないじゃないですか。開きなおるわけじゃないですけど、捉え方はいかようにでもなるわけですよ。まさに自分次第。
って本からの受け売りですけどね。きっかけは『The Art of Learning』です。
邦題は『習得への情熱 チェスから武術へ』で、著者の半生を追うドキュメンタリー。これ読んだらぶっ飛びました。チェスの世界チャンピオンが太極拳の世界チャンピオンを目指すんですもん。
チェスで培った技法を武術に応用する過程で得た技術、考え方、心構えが鮮やかに描写されてました。自分の感情を否定せず受け入れ、それに流されることなくプラスに転化する。プレッシャーの中で最高の力を発揮するための秘訣がまざまざと。
文章の書き方を見直した
自分の文章は、抽象的な表現が多いです。だから『文章術のベストセラー100冊のポイントを1冊にまとめてみた。』を買いました。
タイトルはハウツー本っぽいですが、これまた良書。厳選されたポイントがランキング形式でずらずらと。
1番効果的だったのは主語と述語を近づけることです。事実関係が明確になって、短い文で正確に伝えようとする意識が自然と高まります。そしたら余計な言葉を削ぎ落とし、簡潔に表現したいって欲が湧いてきます。
ガイド本
Baby steps to giant strides!!
『基礎からのIT担当者リテラシー』
情シスの知識や経験がない自分にとって良いガイドになりました。
著者から書籍の遊び紙部分にサインしてもらいました! 辛くなったり苦しくなったりしたら、このサインを見返して初心にかえり、心を奮い立たせるんだ!!
『クラウドシステム移行・導入 アーキテクチャからハイブリッドクラウドまで』
注釈や図が豊富で解説が丁寧なので、自分でも読み切れた!
特に第2章「クラウドのアーキテクチャを正しく理解する」では、基礎的な概念を幅広く学習できました。
右往左往していた私に体系的な学びをくれました。感謝しかありません。
番外編
タイピングサイト(e-typing)の「e-typing>ビジネス>がんばれ新人君」。溺れる者は藁をも掴む! 自分にとってのありがた〜い藁でした。毎日叱咤激励されてました。
常に前向きな選択を!! ←こういう文章をタイピングします。寒い朝の準備運動も兼ねて。
今後がんばりたいこと3選
製品知識や専門知識の習得、体系的なインプット、業務に関するアウトプットは当たり前だのクラッカー。それ以外に気をつけたいこと3選。
選1.曖昧さを減らし解像度を上げていく
文章はちょっとずつ意識してますけど、リアルタイム性が求められる発言は特に曖昧さが目立ちます。たぶん解像度が低いってことだと思ってます。なので、物事を「突き詰めて考える」ようにする。
「イケてる」「イケてない」とか使わない。なぜなら具体的な状態や、相手に期待する行動が伝わらないから。大量の情報を捌きながら、高速に価値創出するプロフェッショナルたちと接する際、曖昧な表現は万死に値すると肝に命じて発言していきたい。
前提知識や立場が異なる顧客や製品サポートとのやり取りも同様で、背景や前提条件を正しく伝え、事実と意見を切り分け、相手への要望を明確に伝えたい。
選2.仮説を2つ以上重ねない
これもよくやっちゃいます。
誤りが判明した際の手戻りが大きくなる。知識や経験が豊富で、確度の高い仮説が立てられるなら良いんですけど、今はバンバン仮説を外しまくってますから。
情報を集めながら仮説を1つずつ丁寧に検証して、着実に進める。仮説を立てたら周囲へ積極的に相談して、より確度の高い仮説にする。
選3.5W1Hの意識
これが万物の根源かもしれません。
たぶんこれができるようになったら、曖昧な表現も減るし、分かりやすい文章も書けるようになるかもしれない。基本中の基本って、何でもそうだけど難しい。基礎練って面倒くさいですしね。
でも、複数の案件を同時並行で対応している時って、相手が自分と同じ情報を持っているとは限らないし、直前まで別の案件を対応していて文脈が伝わってすらいないことも考えられるじゃないですか。
以下のような思考や記述が、意識せずとも自然にできるようになりたい。
参照:技術的なお問い合わせに関するガイドライン(Amazon Web Services)アクセス日:2025/02/04
https://aws.amazon.com/jp/premiumsupport/tech-support-guidelines
絶好調の日々を目指して
恋する乙女になって、粘着質なストーカーして、脳がパンク。鳩が豆鉄砲喰らって、ハッピーターン食べて、チョー気持ち良くなって。感謝カンゲキしてタイピングサイトから叱咤激励される。そんな人間に未来はあるんでしょうか?
……あると信じたい!
この恵まれた環境に安住するのではなく、社内外に対して積極的に価値を届けていきたい!!
セキュリティチームに入ったからには、水を吸うスポンジのように新しい知識を吸収し、飾らず泥臭く挑戦していきます。(チームの皆さん、関わるみなさん、本当に本当にいつもいつもありがとうございます!!)
たとえどれだけ時間がかかっても、持ち前のバイタリティを発揮して、一歩ずつ着実に前進していきます!!!
お客様に対しても、イベントや問い合わせでガンガン声をかけていきますし、誠心誠意支援してまいりますので、皆さまこれからよろしくお願いいたします!!!!