最近、毎日のようにお客様からCopilot for Microsoft 365(旧称:Microsoft 365 Copilot)に関する質問をよく受けます。いつも都度文章を書いたり、口頭で説明をしてきましたが、あまりにも数が多いので公開情報(執筆時点)に基づくFAQを掲載しています。
本ブログの内容は、2023年11月20日時点までの情報を元に作成しております。アップデートがあった場合には適宜修正したいと考えていますが、最新の情報としてはマイクロソフト社の公式発表をご覧ください。
機能に関するFAQ
Q: Copilot for Microsoft 365とは?
A: Microsoft 365 Copilot は、Word、Excel、PowerPointなどのM365アプリに搭載されたAIアシスタントです。コンテンツの生成、理解力の向上、積極的な提案を通じて生産性を高め、自然言語を介してMicrosoft製品を効率的に使用できるようにします。
Q: 対応言語は?
A: 現時点ではMicrosoft 365 Copilot は以下の言語でサポートされています。ただし、Excelに関しては英語でのみサポートです。
- 英語
- スペイン語
- 日本語
- フランス語
- ドイツ語
- ポルトガル語
- イタリア語
- 中国語
Q: CopilotとCopilot for Microsoft 365何が違うの?
A: Copilotは、以前Bing Chat と Bing Chat Enterprise という名称だったサービスです。2023年11月にCopilotに名称変更されました。Copilot for Microsoft 365は前述の通りWord、Excel、PowerPointなどのM365アプリに搭載されたAIアシスタントです。
ライセンスに関するFAQ
Q: 利用条件は?
A: Microsoft 365 E3、E5のユーザーであることが利用条件であり、それらのライセンスのアドオンライセンスとして機能します。
Q: 購入できるチャンネルは?
A: 購入形態がEnterprise Agreement(略称:EA)であることが必要です。コンシューマーダイレクトやCSPチャンネルでは現時点では購入することはできません。
厳密な購入可否については都度確認いただけたら幸いです。
Q: MOQは?
A: Microsoft 365 Copilot のMOQは300シートです。また、現時点では年間契約で購入することが必要です。
Q: 費用は?
A: ユーザー1人あたり月額30ドルで年間契約が必要です。
その他のFAQ
Q: Copilot for Microsoft 365 を導入する前にやっておくべきことは?
A: マイクロソフト社は、M365 Copilot を展開する前にデータ ストレージとアクセス戦略が適切であることを確認するようお客様に強く推奨しています。詳細は別ブログにまとめていますので、そちらをご覧ください。
Q: EU圏内で利用する場合のデータ処理はどのようになる?
A: Copilot for Microsoft 365 は、Microsoft 365テナントに適用される既存のデータ処理および居住地のコミットメントに従っています。EUのユーザーには、EUデータ境界を遵守するための追加のセーフガードがあります。詳細については公式情報をご確認ください。
おわりに
今後も質問が増えてきたら適宜メンテナンスしてコンテンツを拡充したいと考えています。不明点があれば、適宜ご連絡いただけたら幸いです。