コラム

地球を救え: mxHERO使えばCO2が減らせるよ

はじめに

今のEメールの原型となるものは40年前(1972年)にできたと言われています。

ITの1年ってものすごくスピードが速く、いろいろな技術が日々生まれていますよね。それにも関わらず、40年前にできたものが今でも標準的なコミュニケーションツールとして使われています。

メールの添付ファイルが安全でないのは、今では誰もが知っている常識です。ただ、メール文化から抜け出すのは本当に難しい!

今日は、Eメールの添付ファイルをやめることでCO2の削減ができるんだよというちょっと違った切り口のお話をしたいと思います。

先日mxHERO社とミーティングをし【フランスでのmxHEROのお客さんの100%がCO2削減のためにmxHEROを導入した】という話を聞きました。

詳細はこちらのmxHERO社のホワイトペーパーをご覧下さい。

ご覧くださいって言われても英語やん!って思った方、安心してください!このblogを読んでいただければ内容ばっちりわかっていただけるはずです。

Emailを使うこと=CO2の排出のロジック

添付ファイルを含むEメール1通あたり、46gのCO2が発生しているという研究データがあります[1]。CO2の発生は、メッセージの転送と処理に必要なインフラに大きく起因しており、Eメールの内容を保存、転送、処理、分析するためにデータセンターなどで電力が消費されます。

46gのCO2ってどのくらいだと思いますか?

実は輸入バナナ1本分のCO2が80gと言われているので、【なんだ、バナナより少ないのか?】と、大したことはないと思われるかもしれませんが、Eメールの添付ファイルが有害だという理由は、不必要に送信される数が膨大であることです[1]。

mxHERO社では、一人のオフィスワーカーは年間平均6,000通の添付ファイルを無視していると推定しています。企業における一般的なCCやBCCの習慣は、読まれもしないファイルを不必要に複製し、データセキュリティを脅かし、情報ガバナンスを困難にし、そして生産性を低下させています。

1年間の添付ファイル未読数=自動車の走行距離1759km分

平均的なオフィスワーカーは、1日に約144通の無関係なメールを受け取り、そのうちの24%に添付ファイルがついています[2,3]。CCで送られた添付ファイルがアクセスされている時間はわずか6%です[4]。

144通 x 24%(添付ファイル率) x 94%(未読率) x 46g(CO2量) = 1494g(CO2量)

すべてのワーカーに毎日1,494gのCO2を発生させることが容易に計算できます[5]。

これをガソリン量に置き換えるて比較すると、未読のEメールの添付ファイルを1年間保存すると、走行距離にしてなんと1,759kmにもなるんです!

1,759kmがそれがどのくらいの距離かというと本州の端から端までを車で走行したのと同じくらいの距離になります。

CO2削減の救世主

【添付ファイルがだめなら、どうすればいいんや】と思った皆様、安心してください!(2回目)

mxHEROを使って、添付ファイルの代わりに、安心安全なクラウドストレージのリンクを送ればいいのです。

mxHEROの細かい説明はこちらのblogでは書きませんので、さゆわかまたはHPの製品ページをご覧ください。

ということで、ざっくり説明します!

mxHEROを一言で言うと、【メールで添付ファイルの代わりに共有リンクを相手に送るサービス】です。

メールの送信者は、通常通りメールに添付ファイルをつけて送るだけで特に何もすることはありません。mxHeroが、添付ファイルを自動的にメールからひっぺがし、添付ファイルの代わりに共有リンクを生成して受信者に送ってくれます。

先程、実際に添付ファイルを閲覧しているのは6%とお話しましたが、添付ファイルを見る必要があるその人たちだけにファイルを配布することができるんです。

また、Preview機能があるので、必要なものだけを選別してダウンロードすることができます。

2020年には、平井卓也デジタル改革担当相は内閣府、内閣官房でPPAP(パスワード付きZIPファイルを送った後にパスワードを別送する手法)を廃止するという発表以降、脱PPAP製品としてmxHEROはたくさんのお問い合わせをいただきました。

日本独自で広まったPPAPという手法は、実は海外ではほとんど使われていません。

mxHEROは結果として脱PPAPができる製品ですが、脱PPAPのためだけの製品ではありません。

前述の無駄なCO2排出をなくし、さらに無秩序なデータ拡散の抑制、大容量ファイルの転送、セキュリティと情報ガバナンスのリスク低減というメリットがたくさんあるパッケージ製品です。

実際に計算してみよう

こちらから、どのくらいのCO2が排出されているか計算できます。

  1. 従業員数、ご利用のメーラー、組織外に送るEメールの割合をいれると結果が出ます。

2. 結果の横の矢印をクリックすると詳細を見ることができます。

ちなみに40名に満たない弊社でも地球2周分くらいのCO2の削減ができるという計算がでましたー!

面白いですよね!

おわりに

ちょうどタイムリーにバイデン大統領が日本にいらっしゃってましたが、バイデン政権は「2050年までに温室効果ガスの実質排出ゼロを達成する」ことを公約の1つとしており、日本政府も2050年カーボンニュートラルの実現に向けた取組をおこなっております。(詳細は環境庁HPをご覧ください)

大手企業の中には、CO2削減目標が定められている会社さんも多いのではないでしょうか。

Eメールの添付ファイルをなくすことで、CO2の排出が抑えられて、セキュリティまで確保できるmxHEROという製品のご紹介でした。

もっと詳しく知りたい!と思われた方は、ぜひこちらからお問い合わせください。営業チームが優しくご説明させていただきます。資料はこちらからダウンロードできます。

おしまい♪

参考資料・引用等

  1. How Bad Are Bananas?: The Carbon Footprint of Everything, Mike Berners-Lee
  2. Forbes
  3. Radicati
  4. Crescent Electric
  5. As per source Berners-Lee (1), an email without attachments produces 4g of CO2 while an email with attachments produces 50g. CO2 of only attachments is therefore estimated by subtracting the difference between the two or 46g. As per sources cited here: 144 (Cc, Bcc email messages) x 24% (% of emails w/ attachments) x 94% (% of attachments received in copy that go unread) x 46g CO2 = daily CO2 grams per employee from unread attachments (1,494g)

さゆり

漫画・アニメとワインとビリヤード(万年B級)が好きです。子供が寝た後に、ワインを飲みながら、NetflixやAmazon Primeで昔のアニメを流し、アプリでひたすら漫画を読んでいる時間が至福の時間。