はじめに
先日Okapiが【フルリモートで従業員代表の選出をやってみたよ】のblogをアップしましたが、改めて36協定と弊社の取り組みについてまとめたいと思います。
まず、36協定(さぶろくきょうてい)がどういう協定かご存知ですか?
聞いたことある人も多いと思いますが、36協定は残業(時間外・休日労働)のルールについて取り決めた協定です。
クラウドネイティブの勤怠管理について
弊社ではSlack上で勤怠管理及び有給管理をやっています。
Slack上で【/time】とタイプすると以下のようなポップアップが出て、勤怠を行うことができます。
「休憩戻ったのに登録忘れてたー」という場合は、修正もこちらから行うことができます。
また、勤怠のステータスもリアルタイムに表示されます。
弊社では上司に承認取ってから有給を取るような文化はなく、雰囲気で有給をとることができるので有給登録もこちらから行います。有給登録されると【#uq】チャンネルにお休み予定が表示され、カレンダーにも反映されます。
36協定ワークフローができました
どうせならカッコよくやりたいよね!ってことで36協定ワークフロー作っちゃいました!
残業時間の上限を超える場合に必要な、「申し入れ」を、Slack上で行うものです。
以下、ワークフローについて説明します。
退勤時に当月残業時間が35時間を超えていた場合何が起こるのか
当社では通常の残業時間の上限を45時間と設定していますので、残業が35時間を超えた時点でWorkatoで作成したワークフローが開始されます。
- Slack上に専用のチャンネル(#36kyoutei-NAME-YYMMDD)が自動作成さる。
- 登場人物3名が自動的に招待される
- 対象社員
- 対象社員の上長
- 従業員代表
- 「今月の法定労働時間」「現時点の労働時間」「45時間までの残り時間」等が表示される
具体的何をするのか
- 体調面の確認: 社員と上長が以下について話し合う
- 健康状態(体調はどうか)
- 精神状態(切羽詰まってないか)
- 業務調整: 45時間内に収まるように業務調整を可能な限りしてみる
- 他のメンバーとシェアできるものはないか
- スケジュール変更できるものはないか など
業務の調整により45時間以内を超えない場合は、追加アクションはありません。
業務調整が難しくやっぱり超える場合は申し入れを実施します。
申し入れアクション
- 上長が申し入れる
- 「申請」ボタンを押す
- 「超過理由」を選択する
- 「備考」欄に必要に応じ入力する
- 従業員代表が受理する
- 申請内容を確認し、特に問題なければ「受理」ボタンを押す
- 問題があれば、「差戻」ボタンを押す → 1.に戻る
申請受理のクリア条件
残業時間が45時間を超える前に申請受理が完了していることがクリアの条件です。
ただし、このクリア条件はあくまで36協定上の取り組みをクリアしたということです。
我々コーポレートチームとしてのミッションクリアは、このフローが動く前に残業時間の調整が必要なくらい作業負荷が高い人がいた場合に事前にケアをすることだと思っています。
おわりに
こんなの作らないといけないほど残業があるのか!と思われた方、安心してください。たぶんこのフローが動くのは数ヶ月に1回くらいの頻度だと思います。
どうせなら36協定もカッコよくやりたい!と、人事xWorkato自動化チームがコラボしてかっこいい36協定フローを作ってみたというお話でした。
おしまい♪