働き方

就業規則がジェンダーレス対応しました

はじめに

こんにちは。wataruです。
2022年4月から法律や制度が変わり、弊社でもコンプライアンス委員会が立ち上がるなど、規定や体制の見直しが色々とありました。

そんな中、「就業規則のジェンダーレス対応」という出来事があったのでご紹介します。

ジェンダーレスって何?

ジェンダーレスとは「性別による格差をなくす」という考え方です。
男性・女性の性別による区別だけでなく、性自認や性的指向が異なるいわゆるセクシャルマイノリティの方々への配慮も含まれます。

経緯

あまり積極的にオープンにはしていませんでしたが、私は実はセクシャルマイノリティでGayにあたります。同棲して10年近くになる男性パートナーもいます。
ある日、バックオフィスの方々が「採用観点でLGBTQの方々にきちんと配慮できてるかな」という会話をしていたのを見かけ、当事者である自分が何かお手伝いできることがないかと思って、しれっとカミングアウトしました。

ある日のSlack

セクシャルマイノリティであることで今の職場で困っていたことは何もなかったんですが、それをオープンにしたことでバックオフィスの方々が「すべての従業員が働きやすい環境にしたい」と、わずか数ヶ月で就業規則をジェンダーレス対応してくれました。
社内でカミングアウトしたのも、普段から信頼関係ができているメンバーばかりなので「この会社ならオープンにしても大丈夫そうだな」と思ったのがきっかけです。

どう変わったの?

では就業規則が具体的にどう変わったのか見ていきましょう。

就業規則(抜粋)

ちなみに弊社ではこのように就業規則の変更があった場合、変更点を分かりやすく掲載してくれます。 こういう気遣いも素敵ですよね。

具体的な変更点ですが、規程上の配偶者の定義を「異性であるか同性であるかを問わず、事実上婚姻と同様の関係にある者を含む」と変更することで、ジェンダーに関わらず事実的に婚姻関係にあるパートナーに対しても有効になりました。
これまでは就業規則に厳密に従うと、私のパートナーやパートナーの親族が亡くなったとしても忌引きは適用されなかったのですが、それが適用できるようになりました。

「借上げ社宅管理規程」においても同様に、同性であっても社宅に同居できるようになりました!

借上げ社宅管理規程(抜粋)

ちなみにクラウドネイティブでは「就業規則」と「借上げ社宅管理規程」を採用ページで公開しているので、興味がある方はぜひご覧ください。

セクシャルマイノリティで困るケース

先述のように、従業員全員が使えるはずの制度が規程を厳密に適用すると権利がなかったり、そもそもカミングアウトをしていないので「パートナーがいない」という設定にしているため制度を利用できないといったケースもあります。

また、もっと直接的に困るケースもあります。
以前ドメスティックな大企業で働いていた頃は、セクシャルマイノリティに理解がある人が少なく、「男は結婚して家庭を持ってこそ一人前だ!」と事あるごとに上司から言われたり、社内婚をさせようと女性社員とくっつけようとされたり、無自覚なハラスメントを受けて困ることもありました。
そのような職場ではセクシャルマイノリティに偏見を持つ方がいる可能性も高く、セクシャリティがバレることで差別や嫌がらせを受けて会社に居られなくなるようなリスクも想定されます。そう考えると、なかなかセクシャリティをオープンにすることはできずにいました。同じようにカミングアウトできずにハラスメントを受けて悩んでいる人たちも多いかと思いますし、みなさんの身近にも実は沢山いらっしゃるはずです。

そういった悩みを解消するためにも、従業員がセクシャルマイノリティに対して理解を示し、規程にもそれを反映してくれるという姿勢は、本当にありがたいです。

ダイバーシティ&インクルージョンのメリット

今回はジェンダーレス対応でしたが、「ダイバーシティ&インクルージョン」は企業の大きなテーマになりつつあります。
「多様性(ダイバーシティ)を受容する(インクルージョン)」という言葉の通り、様々な人種・国籍・性・宗教などを理解して尊重する姿勢を示すことで、マイノリティである方々も働きやすく、採用においても大きな魅力に繋がると考えられます。

おわりに

実際に自分が就業規則の変更に携わった訳ではないのですが、その気遣いに胸がいっぱいになり、blogに書いてみました。バックオフィスの皆様に心から感謝しています。
今回の変更に限らず、クラウドネイティブではこのように「すべての従業員が働きやすい環境にしたい」という想いで頻繁に規則や規程がアップデートされています。
「こんな会社で働いてみたい!」という方は、以下の採用ページからぜひご応募ください!

吉田 航

情シスを10年ほど経験した後、クラウドネイティブに入社。
「困っている世の中の情シスの方々の力になりたい」と思い、色々と活動しています。