IDチームの前田です。
今回は Anthropic が社内で利用している eli5 という Claude Code のスキルを見かけたので学習の入口として試してみました。
3行まとめ
eli5とは、Anthropic 社内でも利用されている Claude Code のスキル- 「その分野を何も知らない人」に向けて、大きな図と少ない文章の HTML 1枚で説明を出力する
- 分からない分野の入口を最初に作る用途に向く。正確な仕様はそのあとドキュメントで確認する
eli5 とは
eli5 は "Explain Like I'm 5"(5歳児に説明するように)の略です。
作者は Anthropic の Thariq Shihipar 氏で、社内でもよく使われているスキルとして X で紹介されていたものです。
コミュニティ向けのプラグインマーケットプレイス anthropics/claude-plugins-community から誰でも導入できます。
プラグインの実体は SKILL.md が1枚だけで、指示は実質1行しかありません。
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name: eli5
description: Explain a topic like I'm a 5 year old. Use when the user types /eli5 <topic> or asks for a dead-simple picture explainer of how something works.
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# eli5
Explain like I'm someone who knows nothing about this topic, using a HTML artifact with big pictures and few words.
Topic: $ARGUMENTSこれだけです。
「何も知らない人向けに」「大きな図と少ない文章の HTML で」という出力形式の指定しかありません。
Claude がもともと持っている生成能力に対して、説明の型だけを与えている形です。
インストールと使い方
claude plugin marketplace add anthropics/claude-plugins-community
claude plugin install eli5@claude-communityあとは知りたいテーマを渡すだけです。
/eli5 Entra ID の条件付きアクセス日本語のテーマを渡せば、日本語の解説が返ってきます。
図が出てこないときは「最低3つの図解を入れてください」のように明示すると効きます。
学習の入口として使う
出力がどの程度あてになるのかを確かめたかったので、まずは筆者がよく理解している領域である Entra ID の条件付きアクセスで試してみました。
返ってきたのは、ポリシー1枚の構造(ユーザー、対象リソース、条件、アクセス制御、セッション)と、サインインがどの順に評価されていくかなどをまとめた1ページです。
実際に作成されたものがこちらです。
専門用語や漢字が多用されているので、5歳児には厳しい内容ですが。
全体の構造と用語のつながりが1枚に収まっているため、何も知らない状態から検索ワードをひねり出すより、ずっと早く概要を掴むことができます。
所感
- 初めて触る技術、初めて入るコードベース、公式ドキュメントを読む前の準備運動に向いています
- 一方で、細かい条件や例外は容赦なく省かれます。分かった気になったところで止めず、必ず一次情報に戻ります
- あくまでも学習の入口として活用し、出力をそのまま成果物として使うことは避けましょう
実態としては実質1行のスキルですが、ここまで出来るのかと正直驚きました。
スキルは大掛かりに作り込まなくても効果が出るという好例ですね。
知らない分野は、eli5 を活用して学習のとっかかりを作っていきましょう。