コラム

JamfのカントリーマネージャーにJamfの魅力を聞いてみたよ

はじめに

弊社クラウドネイティブではコンサルティングだけではなく、各種クラウド製品の代理店業務を行なっております。製品のことをもっと知るために、その会社で働いている人にインタビューをしてみました。

【〇〇の人に聞いてみたシリーズ!】記念すべき第2回目はJamf Japan合同会社のカントリーマネージャーの狩野 央道さんにお話をお伺いしました!

狩野さんの自己紹介 聞いちゃいました

狩野さんのキャリアは、日本の大手精密機器メーカーでコピー機やFAXの営業からスタートし、その後Appleに転職をされました。転職された年は、Steve Jobsが戻ってきた年ですので、狩野さんは【Steve Jobsと同期入社】にあたります。初代iMacやiPodなどのCoolなApple製品がどんどん世の中に出てきたところから、iPhoneが販売開始になる直前まで10年間営業をされておりました。

その後はIBMに転職され、ハードウエアのビジネスからソフトウエアに、またお客様もコンシューマーからエンタープライズに変わりましたが一貫して営業として、キャリアを積まれました。

入社のきっかけ

IBM在籍中に、Jamfに関連するビジネスをされているお友達にランチに誘われ「Jamfが人を探しているらしいから、どう?」と言われたことが、Jamfへの入社のきっかけだったそうです。

実はその時、IBMはThinkPad からMacに移行をしており、ユーザーとしてJamfを利用されておりました。また、古巣のAppleに恩返しもしたい!という思いもあったそうです。

Apple愛が伝わりますね!

本社ってどんなところ?

Jamf は、ウィスコンシン大学オークレア (UWEC) キャンパスにて数百台の Mac のために優れたテクノロジー管理ソリューションを構築したいという要望から誕生しました。そのため、本社もアメリカの大学のキャンパスのようにオープンな雰囲気が漂っており、オフィスにお菓子があったりゲームがあったり、社員同士が気軽に交流し、互いにインスピレーションしあえる環境が整っているそうです。

また、Apple FirstのJamfらしく、本社内のタウンホールや廊下に、あの伝説のApple広告(1998年エミー賞最優秀広告賞受賞)の【Think Different】や歴代のApple製品のポスターがたくさん飾ってあるとのことです。(インタビュー後に改めて動画を見ましたが、めちゃくちゃかっこいいCMです)

コロナが流行する以前までは、全ての国の新入社員は1週間アメリカ本社での研修があり、毎月様々な国から30名ほど集まっていたそうです。入社時の気持ちが一番フレッシュな時に、会社のカルチャーや歴史、文化などに触れるきっかけを持てることはとても幸せなことだなと思いました。

日本のオフィスは神谷町にあるそうですが、なんと本社をデザインしたチームが日本のオフィスのデザインも手がけているようです。欧米企業の日本支社はたくさん訪れましたが、本社と同じデザイナーがデザインをしているという話はほとんど聞きません。それだけ日本にも力をいれていただいており、社員の皆様のことも大事にしていることを感じました。

CEO Dean Hager氏ってどんな人?

Hager氏はJamfの前はKroll OntrackのCEOをされており、Lawson SoftwareでGMを含め様々なエグゼクティブの役割を長く務められました。またIBMにも9年いらっしゃったそうですが、その際に4つの米国特許を取得されているスゴい方です。

JamfのWebpageにHager氏のFun Fact(おもしろ情報)が載っておりましたので紹介します。

Dean Hager氏のFun Fact

  • 150人の農家の町で農夫として育つ
  • 16歳の娘さんと一緒にアルカトラズ島からサンフランシスコまで泳ぐ
  • 車に2回ぶつかったが、まだ自転車に乗るのが大好き

江ノ島くらいなら泳いでいけそうな気がしますが、アルカトラズ島からサンフランシスコは約2.4kmあるので、その距離を娘さんと泳ぎ切るとはびっくりです。なかなかすごいストーリーをお持ちの方ですね!

ぶっ飛んだ感じの方かと思いきや、お客さんやパートナー、そして社員をとても大事にされる方のようです。Hager氏は日本が大好きとのことなので、ぜひコロナ終息後は日本に遊びにきていただき、もっと日本を好きになっていただきたいですね!

Jamfの特徴について

なんといっても一番の特徴は、【Apple用にデザインされた】という点です。他社製品の多くがMicrosoft Firstで、次にAppleという順番で開発をされている中、JamfはApple FirstまたはApple Onlyで作られています。

ただし、Appleのことだけを考えているわけではなく、お客様のIT環境全体の中で、どういう役割ができるか、IT管理者がもとめる機能は何かなどをしっかり考え製品開発をされており、他社ソリューション(Microsoft Intune、Azure AD、Okta、OneLogin)との連携もきちんととれるようなデザイン設計になっています。

また、インタビュー時はちょうどJamf Nation User Conference (通常JNUC)の最中で、Googleとの連携を強化していくとのアナウンスがあったそうです。

これからのJamfの活躍がますます楽しみになるアナウンスですね!

お話を伺っていてもJamf社は、ユーザーのことをきちんと考えられていると感じました。狩野さんも【Jamfは縁の下の力持ちという立ち位置】とおっしゃっていました。通常エンドユーザーはJamfのことに気づかず日々お仕事をしているので、Jamfは安定性にすごく力をいれられているそうです。

また、JMUGというユーザーコミュニティもあり、定期的なイベントを通してユーザーとの交流を図るだけではなく、きちんとユーザーの声を拾われ、より良い製品になるよう日々努力されている、そんな印象を受けました。

一例として、IT管理者がユーザーをサポートするのに、Jamfのコンソールから画面共有をしたいというお声が上がっていたそうですが、それもJamfとTeam Viewerを連携して画面共有ができるように改善されたそうです。

ユーザーからすると、ユーザーの声をきちんと反映してくれる会社はとてもありがたいですよね!

やっぱり世間はゼロタッチデプロイに注目!

昨今、ゼロタッチデプロイを実現したいお客様がとても増えたそうです。経営層からすると、コロナ禍であっても新入社員ははいってくるが、その度にIT管理者をオフィスに出社させてキッティングをさせるのを懸念されています。そんな経営層の方にゼロタッチデプロイのデモをすると、一様に感動いただけるそうです。

弊社もゼロタッチデプロイを採用しており、実際に私自身入社時にMacがAppleから届き、「まさか自分でセットアップするの?」と思っていたら、立ち上げてから、Wi-Fiにつなぐとあっというまにセットアップが完了して感動しました。

日本で主流の資産管理ツールに関して

インタビューの中で、資産管理ツールとの比較に関しての質問をしたのですが、とても印象に残る回答をいただきました。

狩野さん: 「資産管理ツールとJamf ProのようなMDMは、目的が大きく違います 。そもそもの成り立ちと役割が違うんですね。」

特に日本の資産管理ソフトはどちらかというと、コンプライアンス強化のための管理ツールという意味合いが強いが、Jamfは管理者とユーザーの生産性を向上させながら、セキュリティも強化できるツールですよ!と教えていただきました。

日本の製品は多機能に見えますが、やはりJamfならではの管理者ファースト、ユーザーファーストな機能が盛り沢山ですよ!

Jamfの特徴についてはこちらをご覧ください。

ここらでちょっと雑談!

さゆり: 「ぶっちゃけJamf以外だとどんなクラウド製品が好きですか?Apple以外でお願いします」

狩野さん: 「(IBMの)ワトソンはいいですか?」

さゆり: 「だめですw」

と、ご自身の経歴と関係ない製品で一番好きなものを聞いちゃいました!

狩野さん: 「Slackですね。Slackがないと今のようなスピード感で仕事ができない」

弊社もコミュニケーションのほとんどをSlackで行っており、Slackなしで今のスピード感をもって業務を行うイメージがつきません!

Jamf社内でのコミュニケーションもSlackがメインのようで、なんと気軽にどのポジションの人であってもSlackで話しかけて良い、そんな文化を作られているとのことでした。

素敵ですね!

Jamfの今後

スマートフォンやタブレットの業務利用の拡大により、MDM市場は今後も拡大していくと予想されています。

また、弊社と経産省が共同で出したレポートでもJamfを使用しましたが、【Apple製品といえばJamf】というイメージを持っている人も多いと思います。(経産省のレポートはこちら)

それでも、Jamfは国内では後発組なので、常にチャレンジャーな姿勢で、なんでも一生懸命やっていこう!かつユーザーファーストというスタンスを取られています。

コロナ禍によりリモートワークが進んだこともあり、ゼロトラストに世間の注目が集まっています。そんな中、ゼロトラストのセキュリティスタートアップWandera社を買収しました。JamfのWebsiteでもHager氏は以下のように語っておりました。

「Apple向けソリューションとしてナンバーワンの性能を誇るWanderaの統合クラウドセキュリティ機能が当社のプラットフォームに加わることを、とても嬉しく思います。Wanderaが開発したソリューションは当社のお客様に大きな技術的メリットを与え、エンドユーザーのエクスペリエンスを向上させるものであると私たちは考えております。それは、利用者を第一に考えたテクノロジーを提供することで人々に力を与えるという当社の理念と直接合致しています」

これからもJamfから目が離せませんね!

おわりに

Jamfはクラウドネイティブに入社した際に、ゼロタッチデプロイを目の当たりにして一番初めに感動した製品でした。今回Jamfの魅力を直接お伺いして、ますますJamfが好きになりました。

次回のJamfのユーザーコミュニティJMUGにも参加してみたいと思います。

狩野さん、マーケティングチームの皆様、ありがとうございました!


さゆり

漫画・アニメとワインとビリヤード(万年B級)が好きです。子供が寝た後に、ワインを飲みながら、NetflixやAmazon Primeで昔のアニメを流し、アプリでひたすら漫画を読んでいる時間が至福の時間。