どうも!マーケのしょ〜ぞ〜です。入社してちょうど1年ぐらいでこの記事を書いています。
今回は、クラウドネイティブのマーケティングについてお話ししていきたいと思います。Webマーケターの方々には全然参考にならないと思います!!
結果的に成功しているっぽい
前期比約2倍の売上目標を達成し、リード獲得が2000%とかいうよくわからん感じです。もちろん、以前は問い合わせ窓口は簡単なフォームしかなかったり、資料のダウンロードなどもなかったので、シンジやセールスチームの人脈や口コミなどの繋がりが大半っていうところからのスタートなので、すごくラッキー(?)でした。
もちろん、そもそものサービス内容が良いので、胸を張ってマーケティング活動ができる、というのはなにものにも変えがたいですし、バーチャル情シスあどみんちゃんとか、シンジのブログの影響力とか、そもそものコンテンツも充実していたのもラッキーでした。
素人です
私自身は、ITではないサービス業のアートディレクターだったので、Webマーケティングはあんまり好きじゃないというか、お客様が目に見えないWebという空間はあんまり好きじゃなかったんですよね。Webサイトは作っていましたし、Web広告もまぁやってたぐらいです。
それに、なんかこう、Webマーケターってキラキラしてて横文字しか喋らないじゃないですか?なんとかレートとか、マーケ用語ばっかり使って、日本語しゃべれこんちくしょうって感じで、なんか話してても、いいから焼酎飲めよって言いたくなるじゃないですか。
そんなマーケ素人でも結果を出せた理由
大きく3つあります。
- Webサイトをリニューアルする
- 日本で一番詳しい取扱製品ページを作る
- さっさと作る
Webサイトをリニューアルする
STUDIOという国産のWebサイト制作ツールを利用しています。ノーコードってやつですね。それなりに制約はあるのですが、めちゃんこデザインしやすくて、日本語のフォントが充実していたりとか、コーディングが苦手な僕のような2Dデザイナーに刺さる機能がたくさんあります。
WebflowやWixなんかも有名ですが、デザインに特化したノーコードWeb制作爆速ツールって感じです。正直、これが無かったら下記の爆速LP制作はできなかったと思います。STUDIOについてはまた今度書きますね。
ノーコードでWebサイトを作成 – STUDIO
https://studio.design/ja
え!?この業界、情報少なすぎ…
前職で自分の部署だけじゃなくて、会社をよくしたいと思って、いろいろ調べてたんですよね。いろんな製品やコンサルティング会社があるじゃないですか?でもね、ない、ないんですよ情報が…
大手でも外資でも、販売代理店やコンサルティングのWebサイトを見ていくと、いやー、これが本当に最低限の情報しかない。全然参考にならないし、なにより代理店ごとの違いが分からない、そこで買う理由がない。相見積もり取っとくか〜ぐらいで、扱ってるんやなーっていう印象しかないです。
雰囲気だけで特色出していそうで、信頼!安心!デカい!グローバル!何一つ特色がないっていうあれです。イメージ戦略って一体何なんだろうって考えちゃいますよね。担当者の方々もサービスや製品にきっと興味がないんじゃないかな…
特に販売代理店の場合だと売っている製品は一緒なので、どこから買うかなんてあんまり関係ないかなって思いますよね?でも、もし、ここから買いたいなって思ってもらえたら、ここは違うなって思われたら、それってもうマーケティングとして成功だよね?と考えました。
日本で一番詳しい取扱製品ページ(LP)を作る
ここでいうLP(ランディングページ)は普通のLPではないです。常識から言うと、絶対やってはいけないLPで、現存する製品の紹介ページの中で一番詳しくて長いです。公式よりも長いです。めっちゃ調べまくって、エンジニアにもいろいろ聞いて、公式のテクニカルなドキュメントも読みまくって書いています。
いかかでしたか?構文とか、メリット/デメリット、機能比較、まとめ、そういうノイズが世の中に多すぎてうんざりなので、とにかく情報をぎゅーっと詰め込んで、この製品で何ができて何を目指しているのかがこのページさえ見ればざっくり把握できるように構成しました。資料についても、そのまま稟議の添付資料に持っていけるように、簡潔に読み物として成立するような構成にしています。
SEOはコンテンツ次第
たとえば、クラウドストレージの「Box」というキーワードの場合、他社に普通にやれば勝つことはできないです。Webサイトの権威性もないですし、知名度も低い。
しかし、Box Governance、Box Shield、というBoxのオプションだと検索して1ページ目に弊社のWebサイトやブログが表示されます。Box Governanceについて記述している代理店は見かけたことはほとんどなく、ここまで詳しく書いてある代理店はクラウドネイティブだけです。
Boxを日本一売りまくった人がエバンジェリストとして所属していたり、何度もレビューをしていただいたおかげでもありますが、我々のような小さな会社が超巨大企業に太刀打ちできるのはこういったニッチなキーワードや、Big Wordからもう一段階深く掘り下げたキーワードにしかありません。
そんなこんなもあって、今やBoxのゴールドパートナーになりましたよ!
Box チャネルパートナープログラム|Box Japan
https://www.box.com/ja-jp/partners/channel-program
結果が出てくるまで2〜3ヶ月ほどかかりましたが、よくシンジやセールスの方々も待ってくれたなーって思います。ありがてぇ。
まずは60点を目指してさっさとリリース
LPに限らず、とにかく早く出します。ここでとにかくSTUDIOに助けられました。
最初はゼロなので、ゼロから60点でも全然OKで、それが数個あるだけで、結果として数倍にもなります。60点から90点ぐらいを目指すのはいいのですが、100点は狙わなくていいと思っています。90点から100点に持っていくのは本当に大変なので、そういうのはどっか適当にプロダクションに任せましょう!
何が当たるかわからないので、「とりあえず作ってみる」のが大事で、とにかく弾を小さくたくさん作って、当たったらラッキー!!広告費突っ込むぜ!!ぐらいで、小さくはじめて大きく伸ばしていけばいいかと思っています。
それでも「こだわり過ぎでしょw」とシンジにはよく言われますけども…
マーケターってなんじゃらほい
ここまでこの記事を読んでいただいたら分かると思うのですが、あんまり世の中のマーケターがきっとやっていないことをやっています。デザインについては特にマーケターの仕事じゃないよね?と感じられるかもしれません。
Webサイトだけじゃなくて、会社案内、製品資料、なにかとサムネ、名刺、Zoom背景、ノベルティ、何かとブランディングを兼ねてデザイン制作もしていて、お前はいったんなんやねんみたいなところはあります。
一方で、ペルソナ設計、分析、A/Bテスト、カスタマージャーニー、ウェビナーやイベントの集客、調整なんかもやっぱり大事だと認識はしています。
マーケターみたいな職種は、きっと、事業や業界への理解にくわえて、自社について深堀していく中で、正しく伝えたいことを伝えるために何かを作ったり、社内社外問わず調整したり、アイデンティティを形作る仕事だと思っています。
なので、自社の製品やサービスを世の中に広めたい!って思えないなら、ちょっとマーケターって難しいかもしれませんね。まぁ、イヤなら辞めようぜ!!
あくまで創業期なところはあるよ
たとえば売り上げが3兆円あって、その1%ってすごい額じゃないですか?なので、その数%を狙っていくマーケティングももちろんあると思うんですよ。
それに、リードは増えたけど、で、これどうするよ?って話だったり、CRM(顧客管理)とかMA(マーケティングオートメーション)とかやっぱり必要になるなっていうのは理解していて、そのあたりがまだ整えられていないなーと思っています。
創業期はやっぱり楽しいし、勢いはあるので、それに乗っかりながらもう少しこの感じでわいわいやっていけたらなって思っています。