Microsoft Intuneを使ってexeファイルを配布する話

Microsoft Intuneを使ってexeファイルを配布する話

Microsoft Intuneとは何なのか?

Intuneとはなにかサラッと。

Microsoftさんが提供している、クラウドベースの「エンタープライズモビリティ管理サービス」のこと。

EMMですね。MDMが発展したものです。

ユーザーが会社で使うモバイルデバイスを一元で管理してくれるすぐれものです。

Intuneを使ってできることはたくさんありますが、今回は 「アプリの配布」 についてお話します。

一斉に対象ユーザーにアプリを配布したいんだけど…

Intune を使えばユーザーに意識させることなくアプリを配布できます。

管理者は Intune をポチポチっとするだけです。 ユーザーに「アレいれて!コレいれて!」と通知する必要もなければ手動でインストールをする必要もありません。

ユーザーにいたっては何もしなくていいんです。「気づいたらアプリが入ってるじゃあないか!」となるわけです。

こんなの情弱ユーザーからしたらもう、最高な体験ですよね。

なんでも配布できるわけじゃないの?

Intune すごいやん!!と思いつつ、「え〜…」とがっかりすることも。 Intune の標準機能で対応しているアプリケーションは「msi」のみなんです。

え、じゃあ他のアプリは?って感じですよね。

「exeを配布したいのにどうすればいいのよ!?」 と困ってしまう方も多いのではないでしょうか。 現に私も困っていました。

そんなお困りの方に Intune の新機能をご紹介します。

あ、Office365 は標準機能で配布できますよ。

exe をIntune で配布可能な形に変換させる

.exe.intunewin に変換することで、Win32アプリが Intune で配布可能になったのです。

まぁ、条件としてアプリがコマンドでのサイレントインストールに対応していることが必要にはなりますが。

それでもスクリプトを書いて配布することに比べたらとても楽で便利です。

実際それどうやってやるの?

今回は「Google 日本語入力」の配布を例に、実際の手順を解説していきます。

変換手順

・ 作業用フォルダを作成します。 今回は C:¥tempフォルダ を作成します。

・ 作成した tempフォルダ内 に任意のフォルダを作成して「Google日本語入力」をダウンロードします。 今回はGoogle というフォルダを作成します。

・ Microsoft Intune Win32 アプリのアップロード準備ツールtempフォルダ にダウンロードして展開します。(Intune-Win32-App-Packaging-Tool-1.3)   この中に入ってる IntuneWinAppUtil.exeが変形させてくれるやつです。

・ PowerShell で IntuneWinAppUtil.exe を実行します。

・ 以下3つの項目が聞かれるのでそれぞれ記載します。  

     Source Folder: C:¥temp¥Google
     Setup File: GoogleJapaneseInputSetup.exe
     Output Folder: C:¥temp¥Google

・ 成功すると Googleフォルダ の中に GoogleJapaneseInputSetup.intunewin ができます。

Intuneで配布

・ AzurePortal にログインします。

[Intune] > [クライアントアプリ] > [アプリ] > [+追加] をクリックします。

[アプリの種類][Windowsアプリ (Win32) – プレビュー] を選択します。

[アプリのパッケージ] で先程作成した GoogleJapaneseInputSetup.intunewin を選択します。

[アプリの情報]を任意の内容で記載します。

[プログラム] にGoogle日本語入力の 「サイレントインストールコマンド」 と 「サイレントアンインストールコマンド」 を記載します。

    インストールコマンド:GoogleJapaneseInputSetup.exe /silent /install
    アンインストールコマンド:MsiExec.exe /X '{DD4E0E70-C0D8-4B20-947D-AF1BD276AFAC}' /q /norestart

[必要条件]を設定します。

[検出規則]を手動で設定します。

[リターンコード]を設定します。

以上で設定は終了となります。

後は配布したい対象に割り当てれば配布完了です。 ユーザーが気づいたら勝手にアプリがはいってる状態になるわけです。

他の exe ファイルを配布したい時にもこの手順を参考にすれば流れは一緒ですからとっても簡単です。

参照源

GitHub – Microsoft/Intune-Win32-App-Packaging-Tool: A tool to wrap Windows Classic App and then it can be uploaded to Intune Microsoft Intune に Win32 アプリを追加する | Microsoft Docs

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