ビジネステクノロジー

MerakiワイヤレスでAPのチャネル変更ログを一通り確認してみた

こんにちは、臼田です。

みなさん、無線LANの管理してますか?(挨拶

今回はMerakiのワイヤレスを利用していて、ログを辿る中でいつどこでAPのチャネルが変更されたのかを確認したくなり、その方法を確認したので紹介します。

ちなみにMerakiは初心者なので、「これもあるよ!」とかあったらぜひ教えて下さい。

背景

ある日、クライアントの接続状況が良くなく、頻繁に無線接続が切れることがあったので、ログを調査していました。その中で、アクセスポイントのタイムラインを眺めていると、途中からチャネルが変更されていました。

この確認は以下の画面のように行いました。管理画面「ワイヤレス -> アクセスポイント」でネットワーク内の該当APを選択し、「タイムライン」タブから確認することが可能です。あるいは、特定のクライアントを確認したい場合はクライアント側のタイムラインでも大丈夫でしょう。

今回は上記のように、途中で5GHzのチャネルが変更になっていました。このAPではチャネルは自動調整になっていたので、該当チャネルの使用率が高いなどで変わった可能性がある一方、DFSなどによりそのチャネルがそもそも利用できなくなり変わった可能性もあります。

どちらにしろ、チャネル変更のログの確認が必要だと考え、その方法を調べました。チャネルの自動調整はドキュメントのMeraki Auto RF: Wi-Fi Channel and Power Management – Cisco Merakiでもいろいろ解説してあるので、こちらも参考にしました。

チャネル変更ログの確認

先ほど開いていたAPの画面で「イベントログ」タブを開くとAPのイベント一覧が見れますが、「フルイベントログを参照」ボタンを押すとより詳細にクエリをかけながらログを調査できるのでそちらに移動します。

イベントログ画面ではチャネル変更のログのみに絞り込みます。「含むイベントタイプ」にて確認したいイベントの種類を選択できます。今回はAuto RF channel changeDFS event detectedを選択します。

Auto RF channel changeはチャネルの自動設定の時に、APが自動で変更した際のログです。新旧のチャネルが詳細に書かれています。

DFSを検出した場合には検出したチャネルのみ表示されています。残念ながら変更先チャネルはその後の接続ログなどで確認するしかなさそうです。

これで一通り見れた!かと思ったのですが、イベントログの「含むイベントタイプ」には手動のチャネル変更が見当たりませんでした。これはAP側で判断して発生したログと、設定変更のログが別にあるからだと考え、実際に手動でチャネルを変更してログを確認してみました。

APのチャネルを手動で設定した場合、「オーガナイゼーション -> 変更ログ」にログが出力されていました。以下のように「Radio settings」の変更として新旧の値が表示されました。

同じチャネル変更のログといっても、その背景によってログの場所が違うので気をつける必要がありそうですね。

まとめ

Merakiワイヤレスのチャネル変更ログを辿ってみました。

ログが管理画面に自動で集約されていて、クエリをかけたり状態を確認することが非常に簡単なところがMerakiの魅力ですね。

他にもRF使用状況のリアルタイムの可視化など良い機能がいっぱいありますのでぜひ使ってみましょう!

臼田 佳祐

AWSとセキュリティやってます。普段はクラスメソッドで働いてます。クラウドネイティブでは副業としてセキュリティサービスの検証とかやってます。