こんにちは!俊介です!
本日はWorkatoでこんなシステム作りました!!ではなく….
オプションについて書きたいと思います。
Workatoの問い合わせがきた時に最初に聞かれること、それがWorkatoのオプションです。
今の会社に必要なオプションってなんだろう?
正直、良いお値段なので、必要なものだけでいいケースも結構ありますよね。
今回は、お客様のためにも1つ1つまとめていくことにしました!
はじめに注意事項
Workatoのオプションは以下です。
- Advanced recipe management & operations
- Advanced Compliance
- API Platform
- ETL/ELT Bulk Data Processing
- On-Prem Agent
- Enterprise Workbot
最初は1つのブログにまとめようと思ったのですが、ボリュームが大きくなりそうなので、1つずつ解説していきます。
今回はAdvanced recipe management & operationsの話です。
Advanced recipe management & operationsって何?
Workatoのオプション(よりWorkatoの可能性を広げるための機能強化)の1つです。
それぞれ分けて簡単に調べてみた
- レシピ・ライフサイクル管理
レシピを違うテナントに移動が出来る(例えば、テスト環境→本番環境) - 本番/テスト/開発用のテナント
テナントを最大で3つもらえる - カスタムロール
デフォルトで存在するロール権限だけでなく、自由自在に権限を作成することが出来る - RecipeOpsコネクタ
レシピ全体をマネージメントすることができる
詳しく解説していきます
レシピ・ライフサイクル管理
イメージはこんな感じです。
本番テナントだけで運用すると、何が本番でシステムが動いてるのか、何が検証段階なのか分かりにくいですよね?
分ける事によって、テナント内が整理できて、またレシピも簡単に移動出来ますので運用も楽です。Dev環境、Test環境ではアクティブレシピ数の上限がないので、本番環境のレシピ数を消費しません。もし、このオプションがなかったら、開発用に2、3個分のレシピに余裕を持っておく必要があります。
カスタムロール
権限を柔軟に設定したい場合、カスタムロールが役立ちます。
デフォルトだと
デフォルトAdminのロール権限の中身
運用次第ではデフォルトでも十分なんですが、ちゃんと統制をかけたい場合には機能が不足してきます。
そのためのカスタムロールです。
例えばAさんにはAdminの権限付けたいけど、このフォルダは別部署だから見せたくないなあなど。
やり方は簡単、デフォルトのロールをコピーして自分で設定するだけ。
作成したロールをAさんにつけてあげればOKです。
この場合だとAさんはフォルダを見ることしか出来ない。またレシピを編集しか出来ません。などなど、自由に設定する事が出来ます。
RecipeOpsコネクタ
ざっくりいうと、レシピ全体を監視するコネクタです。
もっとイメージしやすくすると、
- 全てのレシピのエラーを回収出来るものであったり
- その後のアクションを設定出来たり
- レシピを止めたり
と、より広い範囲を監視したい時に役立ちます。
もちろん、エラーハンドリングだけであれば、通常のレシピ内にエラーハンドリングは出来ます。RecipeOpsコネクタは全てのレシピが対象なのがポイントです。(強調)
例えば5レシピしか買ってない!って人だと、監視も特に大変では無いじゃん!って思うかもしれません。
ですが、思い出してみてください。
Workatoは呼び出されたら動くCallableレシピを作って運用するのがベストプラクティスになってます。
アクティブなレシピ1個にCallableレシピが5個関連していたら、全体では30個になりますね。
30レシピも本番環境で運用してたらどうですか??
結構大変じゃ無いですか?そんな時に役立ちますね。
こちらについては弊社のメンバーが一度検証していますので、是非弊社ブログもご覧ください。
Advanced recipe management & operationsがないとどうなるの?
- 権限設定はデフォルトのまま
- 新規レシピを作成する場合、契約レシピ数を超過しないように配慮する必要がある
- 作るレシピの数だけ、個別にエラーハンドリングしなければならない
以下全部に当てはまる方は不要です。
- テナント1個で十分
- 一部署の特定メンバーしか触らないので権限管理も不要
- エラーハンドリングまで含めて設計できます
まとめ
今回はWorkatoのアドオン機能の1つ「Advanced recipe management & operations」について書きました。
例えば、Workatoを様々な部署で共同で編集する予定の会社さんはこれは入れた方がいいと思います。Workatoは学習コストが低く、様々な部署に展開できることも強みなので、弊社としては必須とまではいかないですが、このオプションを推奨しています。
では、次回もタイミング見つけてオプションのことを書きたいと思います。