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NotionメールとNotionカレンダーってどうなんだ?検証してみた

運用支援チームのともしゅうです。

今回は先日日本語版がリリースされた、NotionメールとNotionカレンダーをご紹介します。

外部のカレンダーやメールアプリとNotionを連携させることが可能になりました。

各機能ごとにNotion独自の機能が追加されていますのでぜひご確認ください!

簡単な機能紹介

Notionメール

Notionメールは、ワークスペース内でメールの送受信ができる機能です。ブラウザか専用アプリでの提供になります。

連携先はGoogleカレンダーのみになります。今後連携できるメールアプリを拡充していくようです。

出典:https://www.notion.com/ja/help/get-started-with-notion-mail

主な特徴は以下の通りです。

  • Notionワークスペース内でメールの送受信が可能
  • NotionAIによるメール作成
  • NotionAIによる自動ラベル付け
  • スケジュール調整結果をNotionカレンダーに自動登録
  • スニペット(定型文)による作業時間削減

Notionカレンダー

Notionカレンダーもメール同様に、Notionワークスペース内で外部カレンダーアプリと連携が可能になります。

連携先はGoogleとAppleアカウントのみです。カレンダーは拡充の予定が載ってないですね。

主な特徴は以下の通りです。

  • 外部カレンダーとの双方向同期
  • 会議の作成と招待
  • Notionワークスペース内データベースとの接続
  • ホーム「今後のイベント」ウィジェットへのカレンダー表示

実際の利用イメージと感想

各機能のスクリーンショットを用いて利用イメージと感想をご紹介します。

詳細なセットアップ手順等は以下をご確認ください。

https://www.notion.com/ja/help/get-started-with-notion-mail

Notionメール

自動フィルタリング・ラベル付け

Notionメールを起動して、お使いのGmailと連携します。

最初に以下画面が表示され、フィルタリングを設定するか選択します。

フィルタリングについてですが、Notionメールには自動ラベルというNotionAIを用いた機能が実装されています。

以下は「自分に向けたタスク」で自動ラベルを作成した場合になります。

受信トレイにあるメールの中で当てはまりそうなもの(今回の例であればAsanaのタスクリマインドメール)がピックアップされ、

それらに対してラベル付けして良いか確認され、問題なければ保存をクリックして適用します。

Notionメールのメイン画面です。↑で作成した自動ラベルも適用されていますね!

メール作成補助

メール作成ウィンドウでは4点機能が追加されています。

①NotionAIによる本文作成

細かい指示も可能なので、全体の形を作ってもらって人間の手で修正するのが早そうです。

メール作成ウィンドウ自体にAIがついてるのは珍しいので、文章をコピペして回らなくてもいいのでミスも発生しづらく便利かもしれません。

受信した内容に対する返信もAIで作成可能なので、内容だけ指示を与えればすぐ回答できますね。

②スニペット(定型文)の作成

自身でよく使う文章などをスニペットとして作成できます。呼び出しも一瞬なのでよく利用する文面がある場合は使えそうです。

③スケジュール調整とNotionカレンダーへの連携

カレンダーアイコンをクリックすると、スケジュール調整用ページへのリンクをメールに添付します。

先方がそのメールを受診し、調整ページから候補日を選ぶことで自動的に送信者のNotionカレンダーに登録されます。

調整ページはこんな感じ。右の候補時間から選択するだけでカレンダーに登録されます。

④マークダウン記法への対応

マークダウン記法が利用できます。

他メールアプリにはないので、 慣れている人であれば嬉しいですね。

Notionカレンダー

連携先との自動同期

Notionカレンダーを起動して、GoogleかAppleカレンダーと連携します。

以下がNotionカレンダーのメイン画面です。連携したカレンダー情報が取り込まれています。

Notionカレンダーからスケジュール作成すると連携先のカレンダーにも同期されます。

Notionデータベースからのスケジュール取り込み

カレンダーはNotionデータベースに接続し、スケジュールを自動で取り込み、更新することが可能です。

例えばNotionワークスペース内データベースでスケジュールを管理している場合、データベースの設定からカレンダーへの取り込みが可能になります。(ヨガはやってません)

ただし日次、週次などの繰り返しがデータベース上で表現できないため、完全にデータベース上で管理するのは不便そうです。

日次で繰り返し日付を更新する方法はありますが、あらかじめカレンダーに入力されないためスケジュール管理としては不十分です。

各機能への感想と今後期待すること

Notionメール

通常のメールアプリとして利用する分にはとくに不足はないと感じましたが、

逆にNotionAIを使うならGoogleWorkspaceにもgeminiがあるし今すぐ乗り換えるメリットは少ないかなと思いました。

またNotionメールにあるNotionAIでは現状社内Notionにある情報を利用することができませんが、

もしできるようになればNotionの議事録からメールで連絡すべき内容を作成したりGeminiより優位性が出そうですね。

ただし社内の情報を意図せず共有してしまう可能性もあるので、コンプラ的な観点で要検討にはなると思います。

Notionカレンダー

今回紹介したNotionカレンダーとデータベースの自動同期は、スケジュール管理をNotionデータベース上でやっている環境の場合大きなメリットになると感じました。

ただし駆け出しのサービスということもあり細かいポリシー制御や他サービスとの連携ができないため、メインとして利用するにはまだ難しそうです。

自動同期を有効化して、Notionで管理されているスケジュール情報をGoogleカレンダーで確認する運用が現状のベストかな!

おわりに

今回はNotionメールとNotionカレンダーを使ってみました。

Notionワークスペースに情報を集約することで、メールやカレンダーへの連携も容易となりさらに利便性が増しますね。

これからの機能拡充を楽しみにさらに検証、ブログにてお知らせしますのでお楽しみに!

ともしゅう

運用支援チームのともしゅう(大友)です。趣味はアカペラ、筋トレ、魚を捌くこと、ゲームなどなど。気になったら何でもやってみる派です。ペットはカナヘビ。