はじめに
弊社クラウドネイティブではコンサルティングだけではなく、各種クラウド製品の代理店業務を行なっております。
今回はタクシーCMでもお馴染みWorkato(ワーカート)のCEO、Vijay Tella(ビジェイ テラ)さんとお話をする機会がありました。
トップ対談シリーズ第3弾といたしまして、Workato CEO Vijayさんとの対談レポを書きたいと思います。Workato Japanカントリーマネージャーの中川誠一さんにもご同席いただき面白いお話が伺えました。
Workatoとは
Workatoは、ノーコードで直感的なインターフェースで、アプリやSaaSの連携と業務の自動化ができるiPaaSです。
1,000以上のコネクター、7万人のコミュニティメンバー、50万件のコミュニティレシピを持ち、エンタープライズ向けでありながら、プログラミングスキルなしに、すべての実務者に業務改善や自動化の機会を創り出します。
エンタープライズのために必要なセキュリティとコンプライアンスを備え、クラウドネイティブな設計でスケーラブルで柔軟なインフラとして機能します。
CEO Vijay Tella(ビジェイ・テラ)さん!
以前Workato社員の方からVijayさんは、『頭の回転がとても早くて、ちょっとせっかち。そして、常にカスタマーファーストをモットーにされている方』と伺っていたので、お会いできるのをとても楽しみにしておりました。
またVijayさんの奥様は熊本の方で、コロナ前は毎年ご家族で熊本を訪れていらっしゃっていたそうです。実は日本語けっこう話せるんじゃないかとのことでしたが、真相はいかに・・・
日本のマーケットでコミュニティを活性化するためには
日本のマーケットで、コミュニティもそうですが、どうやればもっとiPaaS業界が活性化すると思いますか?
大企業にアプローチをして導入実績を積んでも、情報は世の中にオープンにはならないんです。中小企業の情シスの人たちの方が、積極的に導入経緯からノウハウなどをブログなどで発信したり、コミュニティの場所でオープンに発言をしたりする傾向にあるので、そことうまく連携していく必要があると思います。
クラウドネイティブも、積極的にBlogを書いたり、7,000人いる情シスSlackと呼ばれる情シス担当者がたくさん集まるSlackのコミュニティのような場所で情報を出しています。Workatoがそういった場所であまり話題にあがらないのは、中小企業が導入するには、イニシャルのコストが高すぎる、というのが1つの理由としてあると思います。
中小企業(100人から1000人くらいの会社)は、実はWorkatoにとってコアセグメントと呼ばれる、一番使っていただいている層です。
スタータープランのようなイニシャルコストを抑えたプランも用意してはいますが、それでも導入しづらいようであれば、どういったプランがあったら良いと思いますか?クラウドネイティブが考える、日本の250人規模の企業に対しての理想プランはどのようなものでしょう?
250人くらいだとしたら、MicrosoftのOfficeのパッケージを持っている場合が多いので、MSのPower Automateとの比較が前提となります。Workatoはいろいろできて便利なのはわかってはいますが、Webからポチポチと買えないし、気軽に試す環境は整っていないと思います。
実は現在、日本向けにはWorkato Japanのウェブサイトからフリートライアルを用意しています。
30日間のみですよね。フリートライアルから継続・アップグレードする場合はどうなりますか?
そのまま継続して使えます。(*コミュニティープランとして継続)
WorkatoのフリートライアルはWorkato JapanのWebsite上からお手続きいただけます。ただ、Workatoでこの業務を自動化してみたい!など明確な目標がある場合を除き、Workatoを学んで、運用して、結果を出すまでを30日間で。となると、気づいたら期間が終了しているということになってしまいがちです。
ですので、もう少しフリートライアル期間を延長することも視野に入れなくてはいけないと思っています。
Workatoのプライシングモデルについて
どういったプライシングモデルが日本の中小企業にフィットすると思いますか?
月額でユーザーあたりいくらというプライシングモデルが欲しいです。
現在のWorkatoのプライシングモデルは、【トータルの金額が○○万円】というものだけです。Workatoのプライシングモデルだと、【一人あたり月額いくら】という金額の出し方が難しいのは理解しているが、ユーザーがほしがっている価格は、【一人あたり月額いくら】というプライシングモデル。
創業当初はそういったプライシングモデルも提供していたので、需要等を再確認した上で、作ること自体は難しいことではないと思います。
これは数字のマジックですが、稟議を通さないといけない時に、600万円です、700万円ですというと数字が大きすぎて稟議が通らないことが多々あります。
それが、250人の会社の場合、600万円だと、月額50万円で一人あたりでいうと2000円です。必要なところから少しだけ導入します、だからイニシャルは安く済みます、という価格の見せ方ができれば、稟議が通る可能性が大きく広がると思います。
貴重なご意見ありがとうございます。ぜひ社内で検討させてください。
クラウドネイティブ公式サイトで掲載している製品ごとのPV数では、WorkatoがタクシーCMをはじめた直後から、ダントツで1位です。
Workatoを使ってみたいけど、価格の問題で手を出せなかった会社様がたくさんいらっしゃいます。新しい価格モデルが生まれれば、より多くの人に使っていただける機会が増えるかもしれないですね!
情シスSlack限定プランができるかも!
情シスSlackの参加者の中で積極的に情報を発信する人が多いのであれば、情シスSlack参加者限定のプランを考えるのはどうでしょう?
今後の中小企業向けのプランの参考にもなると思っています。
情シスSlackにはPower AutomateやZapierの情報が沢山あります。Workatoを試してみたいと思っている人は多いので、その人たちにWorkatoを解放して試してもらってblogを書いてもらうことは非常に有益だと思います。
いいアイディアですね。ぜひ早急に進めたいです。
情シスSlackの人たちもWorkatoがそういった試みをしてくれることに対しては、喜んでくれると思います。中川さんとプランについて話をした上で、情シスSlackの運営と話をするようにします。
なんと、情シスSlackのためのプランができる日も近いかもしれません!
これは面白いですね。プランがどういった内容になるかはまたblogで書きたいと思います♪
また、アメリカではコミュニティをサポートするチームが6人いるそうですが、日本にもコミュニティサポートの担当を用意いただけるそうです。日本の場合は当面専任でコミュニティ担当にはできないが、兼任して担当できるものを用意しますとおっしゃっていました。
Workatoのコミュニティもこれからどんどん大きくなりそうですので、ワクワクが止まりませんね!
おわりに
Vijayさん、中川さん、お忙しい中お越しいただきお時間いただきありがとうございました。
Workatoついてご興味がある方は、ぜひこちらからお問い合わせください。営業チームが優しくご説明させていただきます。
最後に一言:
おしまい♪
情シスSlackはこちら!