はじめまして。10月1日にクラウドネイティブに入社した、マーケティング部のGotoです。
入社してそろそろ1か月。毎日新しいことの連続で、頭の中はまだ整理しきれていません。でも、この「分からないことだらけの時期」の感覚は、今しか書けない気がしています。転職で何にこだわったのか、入社してどこに驚いたのか、これから何をしたいのか。正直に書いてみます。
自己紹介
前職は、SaaS企業のインハウスマーケターでした。施策を考えて、サイトを作って、広告を出して、記事を書いて、SEOの順位に一喜一憂する。少人数の部署だったので、オウンドメディアの運営も含めて、マーケティングまわりは一通り自分の手で回してきました。
クラウドネイティブでもその経験を活かして、リードを「増やす」ところから「育てる」ところまでを担当していきたいと思っています。仕事の柱は、オーガニックリード(検索やコンテンツをきっかけにしたお問い合わせ)を増やすことと、広告からのリード獲得です。集まったリードの管理やナーチャリング(すぐには商談にならない見込み顧客と、少しずつ関係を深めていく取り組み)、Webサイトの改修やデザインも担当します。とはいえ、入社してまだ1か月足らず。今は全体像をつかみながら、できるところから少しずつ手をつけている段階です。
プライベートでは、レオパ(爬虫類)を飼っていて、観葉植物やインテリアも好きです。週末は食べ歩きや飲み歩きをしていることが多く、最近はHABUSH(ハブ酒)がお気に入りです。
転職する会社探しの2つの条件
転職を考え始めたとき、最初にやったのは、譲れない条件を書き出すことでした。年収や業界より先に出てきたのは、次の2つです。
1.AIに淘汰されない会社であること
ここ2〜3年で、マーケティングの仕事にAIが入ってくるスピードを、肌で感じるようになりました。
記事の執筆、広告文やキーワードの設計、バナーデザイン、サイトのワイヤーフレーム、コーディング、数字の集計。少し前まで半日かかっていた作業が、AIを使えば数分で形になります。便利なのは間違いありません。ただ、それと同時に、少しぞっとしたのも覚えています。
AIが世間に広まったとき、価値が上がる会社と下がる会社がある。どれだけ自分が頑張っても、会社の事業そのものがAIに置き換えられてしまったら、どうしようもありません。だから次に働くなら、AIが広まるほど価値が上がる会社がいい。そう考えるようになりました。
2.自分が成長できること
2つめは、1つめとつながっています。
会社だけでなく、私自身もこのままでいいのか、という不安がありました。マーケティングの知識、デザイン、コーディング、記事の執筆、Web分析。これまで積み上げてきたスキルだけで勝負していると、AIにできることと自分にできることの差は、どんどん縮まっていきます。今までのマーケティングの仕事を続けているだけでは、いずれAIに淘汰されてしまう。そう感じていました。
とはいえ、何か一つの知識を身につければ安心、という話でもありません。AIの進化は速く、今日の正解が半年後には古くなっていることも珍しくない。大事なのは、変化に合わせて自分を変えていけるかどうか。私はそう思っています。
そのためには、変化の真ん中に身を置くのが一番の近道です。エンジニアリングや情報システム、AIのプロが周りにいて、新しいやり方が次々に試されている環境。そこに飛び込めば、自分も変わらざるを得ないはずです。
変化に合わせて、自分を変え続けられる環境であること。これが2つめの条件でした。
なぜクラウドネイティブだったのか
クラウドネイティブとの出会いは、Wantedlyでした。取締役のokash1nさんから、声をかけてもらったのが始まりです。
正直に言うと、最初はゼロトラストも、情シス業界の用語やサービスも、ぼんやりとしか知りませんでした。気になって会社のブログを開いてみると、セキュリティやSaaS、AIの記事がずらりと並んでいて、ちゃんと理解できたのはわずか。でも、「ここにいたら、難しい情シスの知識が分かるようになるのかもしれない」と思ったのを覚えています。
面談で印象に残ったのは、okash1nさんの話でした。
クラウドネイティブは、技術やサービスの質には強みがある一方で、マーケティングの体制はまだこれから。だからこそ、やり方も仕組みも、一から作っていきたい。検索やコンテンツをきっかけに見つけてもらって、お問い合わせにつながる流れ、つまりオーガニックリードを、もっと増やしていきたい。そのようなお話でした。
決まったやり方がない分、自分で考えて、試して、形にしていける。前職でリード獲得からサイト運営まで一通りやってきた経験も、そのまま活かせそうです。話を聞きながら、「ここなら、自分がやる意味がある」と思ったのを覚えています。
あとから、2つの条件にも照らし合わせてみました。
AIに淘汰されないかどうかは、サイトやブログを読み込みながら、自分なりに考えました。AIを使う会社が増えれば、「この資料をAIに読ませて大丈夫なのか」「AIに社内の情報をどこまで載せていいのか」と迷う場面も、それだけ増えていきます。クラウドネイティブは情シスの支援を専門にしていて、AI導入支援では、セキュリティのガイドライン作りから社内への展開まで手がけています。AIが広まるほど、こうした専門家を頼る場面はむしろ増えていく。私はそう考えました。
そして成長。社内には、エンジニアや情シス、AI活用のプロがたくさんいます。最先端の技術的な話を毎日聞ける環境は、マーケティングの外の知識も身につけたい私にとって、理想に近いものでした。
入社して感じたこと
一番驚いたのは、AIを「使っている」というより「使いこなしている」ことでした。
AIを使っている会社は、今どき珍しくありません。私も前職で使っていました。でもクラウドネイティブでは、AIの活用法そのものが一段上で、返ってくるものの質も高い。「同じAIでも、使い方次第でここまで変わるのか」と思いました。
例えば、Webサイトの更新です。これまで私は、WordPressの管理画面や、FTP(サーバーにファイルを送る仕組み)を使ってサイトを運営してきました。ファイルを上書きするたびに「壊れませんように」と祈るような気持ちだったのは、私だけではないはずです。
クラウドネイティブのサイトは、AWS上で動いていて、Git(ファイルの変更履歴を管理する仕組み)で管理されています。そして、サイトの更新はClaudeの画面から行います。直したいページを自分で指定して、変えたい内容を伝える。するとClaudeが修正案を出して、反映後の見た目をプレビューで見せてくれます。公開する前に確認できるので、「壊れませんように」と祈る必要はもうありません。
ClaudeはGitを通してサイトの情報を読んでいるので、どのページに何が書いてあるか、ほぼ把握しています。自社の広告のことも理解しているので、改善の壁打ち相手にもなってくれます。
社内の情報は、Notion AIに聞けば、ほとんどの質問に答えが返ってきます。入社したばかりだと、「これって誰に聞けばいいんだろう」と迷う場面ばかりです。そんなときにNotion AIに聞けば、社内の資料をもとに答えてくれる。人に聞かなくても、大抵のことは分かる環境です。新しく入った身としては、これは本当にありがたいです。
もう一つの驚きは、一緒に働く人たちです。社員の多くがエンジニアや情シスのプロで、技術力が高く、知識も豊富な方ばかりです。入社してしばらくは、Slackで飛び交う言葉の半分くらいが分かりませんでした(今もまだ、全部は分かっていません)。取引先も官公庁や大手企業が多く、思っていたよりずっと大きな仕事をしている会社なんだと実感しています。
入社して1か月、見えてきた仕事の輪郭
最初の数週間は、とにかくキャッチアップ中心でした。サービスのこと、お客様のこと、ゼロトラストのこと。覚えることが多すぎて、毎日少しずつ頭に詰め込んでいる感覚です。
その中で、少しずつ手を動かす仕事も増えてきました。今はチームで広告とサイトの改善を進めながら、リード管理をどう仕組み化していくかを考えています。セミナーのリブランディングにあわせたデザインやサイト制作、このブログのような記事作りも担当しています。
周りの多くがエンジニアや情シスのプロで、マーケティング部自体は、ほぼ一から作っていく段階です。
私は、技術のことにまだ詳しくありません。でも、だからこそ分かることがあります。詳しくない人が、どこでつまずくのか。どんな言葉なら伝わるのか。専門家の話を、まだ詳しくない人にも伝わる言葉に翻訳して届ける。それが、今の私にできることだと思っています。
これから広げていきたいことも、だんだん見えてきました。
まずは、オーガニックリードを増やすこと。そのために、サイトの改修を進めていきます。Meta広告(FacebookやInstagramの広告)はまだ手をつけていないので、こちらも試してみたいと思っています。
中に入ってみて、強く感じているのは、サービスの質の高さです。情シス業界では、すでに名前が知られている会社だと聞きました。それでも、情シス業界の外にいる人にはまだ届いていないとも感じています。クラウドネイティブの良さを、もっと広く知ってもらうきっかけを作ること。それが、今の私の一番の目標です。
Q&A
Q1. 1日の流れを教えてください
朝は、デイリーミーティング(朝会)から始まります。前日にやったことと、今日やることを簡単に共有する時間です。
そのあとは、研修やキャッチアップをしながら、サイトや広告の改善案を考えることが多いです。その他にも、リード管理の方法を考えたり、イベントのリブランディングに向けたデザインを作ったり。まだ入社したばかりなので、インプットとアウトプットを半分ずつ、くらいのバランスで過ごしています。
Q2. フルリモートで、困ったときはどうしていますか?
まずはNotion AIに聞きます。社内の資料をもとに答えてくれるので、大抵はそこで解決します。それでも分からないときは、Slackの自分のtimesチャンネル(社員それぞれが持つ、つぶやき用のチャンネル)に書いてみる。すると、誰かがすぐに反応してくれます。顔は見えなくても、一人で抱え込む感じは全くありません。
Q3. 入社して最初に覚えた言葉は?
「ゼロトラスト」です。言葉だけは聞いたことがありましたが、意味はちゃんと説明できませんでした。
ゼロトラストは、「社内のネットワークの中だから安全」とは考えずに、アクセスのたびに「誰が、どの端末から使っているか」を確かめるセキュリティの考え方です。入社するにあたり、代表のシンジさん(齊藤愼仁)が書いた『ITセキュリティ・ゼロトラスト概論』を読みました。本のタイトルどおり、ゼロトラストの概要が図表も交えて分かりやすく説明されていて、なぜ今ゼロトラストが必要なのかが理解できました。
Q4. 仕事でよく使っているAIツールは?
ClaudeとNotion AIです。
サイトや広告のことはClaudeに、社内のことはNotion AIに聞く、という使い分けをしています。前職でもAIは使っていましたが、ここまで仕事の真ん中にAIがある環境は初めてです。
最後に
マーケティングの仕事をしていて、「AIが広まったら、自分の仕事はどうなるんだろう」と考えたことがある方は、きっと少なくないと思います。私も、ずっとその一人でした。
クラウドネイティブに入って1か月。分からないことはまだ山ほどありますが、毎日少しずつ、サービスの内容が分かるようになってきています。その感覚が、今はとても楽しいです。
マーケティングだけでなく、情シスやAIのことも学びながら働きたい。AIを使いこなす会社で働きたい。そんな方には、きっと面白い環境だと思います。少しでも気になったら、採用ページものぞいてみてください。