はじめに
セキュリティチームのばーちゃんです!
本ブログでは、お客様からいただいたお問い合わせを基に、セキュリオの多言語対応を紹介します。
お問い合わせ内容
セキュリオは多言語対応していますか?
お問い合わせの背景
- 従業員に外国籍の方がいる
- 海外支社でもセキュリオを使って教育したい
前提知識:そもそもセキュリオとは?
セキュリオについては、製品紹介ページや、以下のブログをご覧ください。
- ブログ(セキュリオの取り扱いを始めました!)
セキュリオ多言語対応の範囲
eラーニング、セキュリティアウェアネス、管理者画面の多言語対応を解説します。
eラーニング
セキュリオには、LRM社が作成したテンプレート(教材)が100種類以上登録されています(2025/06現在)。
外国語のタグが付いている教材が、多言語対応しています。

このスクリーンショット上だと、5つの教材が英語、中国語、ベトナム語、フランス語、ヒンディー語、ドイツ語、韓国語に対応していることが分かります。
利用手順
✏️多言語対応オプションは契約する言語数、利用するコンテンツ数によって価格が変わりますので、都度お見積りとなっています。
多言語対応オプションを契約する必要がありますが、実際の利用手順はいたって簡単です。
手順は次のとおりです。
- 多言語対応している教材をセキュリオのeラーニング機能で従業員に配信します
- 従業員は、自身のブラウザの言語設定を変更します。各ブラウザごとの手順は以下をご覧ください
- Google Chrome https://teachme.jp/3233/manuals/25782725
- Mac Safari https://teachme.jp/3233/manuals/25867828
- Microsoft Edge https://teachme.jp/3233/manuals/25783438
- Mozilla Firefox https://teachme.jp/3233/manuals/25783965
- 教材に記載されている言語が、ブラウザの設定言語に翻訳されます
私のブラウザで言語の設定変更をしたところ、以下のように教材が翻訳されました。


注意点
セキュリオでは、自社(貴社)が作成したオリジナル教材をeラーニングに登録し、セキュリオから従業員に対して配信作業を行うことができます。
(参考:教材をセキュリオへ登録する)https://teachme.jp/3233/manuals/2643044
ただし、自社(貴社)のオリジナル教材は多言語対応(セキュリオによる自動翻訳)ができません。そのため、オリジナル教材を多言語で従業員に配信するには、以下の方法をとる必要があります。
- 方法例1:1つの教材に日本語と外国語の両方を記載して配信する
- 方法例2:日本語と外国の教材を別で作成して、それぞれ配信する
✏️管理者の観点では、方法例1が配信管理上、手間が少ないと考えます。
セキュリティアウェアネス
セキュリオには、LRM社が作成した問題(小テスト)が170種類以上登録されています(2025/06現在)。
セキュリティアウェアネスは、問題を解く→正誤を確認する→解説を読む→問題を解く……の繰り返しです。セキュリティアウェアネスの問題も、選択肢も、解説も、全て多言語対応しています。
私のブラウザで言語の設定変更をしたところ、以下のように問題、選択肢、解説が翻訳されました。これはとても便利です。

自社(貴社)のオリジナル問題
セキュリティアウェアネスでは、LRM社が作成した問題の他に、自社(貴社)で作成した問題も従業員に配信することができます。このオリジナル問題も、多言語翻訳の対象です。
✏️オリジナル問題は[セキュリティアウェアネス] > [問題一覧] > [新規登録]をクリックして作成します。問題、選択肢、解説全て日本語で作成しておけば、従業員の受講画面(ブラウザ)で翻訳されます。非常に便利ですね!
管理者画面
セキュリオでは、ユーザーが閲覧できる画面とは別の[設定画面]があります。一般的なSaaS製品で言うところの「管理者画面」のようなものですが、この設定画面も多言語対応しています。

2025年5月末までにほとんどの画面が多言語対応となり、日本語を母語としない方でもセキュリオを違和感なく利用できるようになりました。
おわりに
企業のグローバル化が進むなか、セキュリティ教育における言語の壁が課題となっている企業様もいらっしゃることと思います。日本語のみの教材では外国籍の従業員への教育が難しく、また、海外拠点ごとに異なる教育内容では、組織全体のセキュリティレベルを均一に保つことができません。セキュリオの多言語対応機能は、これらの課題を効果的に解決できると考えています。
従業員は母語で学習できることで理解度が向上しますし、管理者側も翻訳の手間から解放され、本来の業務に集中できるようになります。
全従業員が言語の壁を感じることなくセキュリティについて学び、理解を深められることは、企業の持続的な成長とリスク管理に不可欠です。外国籍の従業員が多い企業や、海外拠点を含めた全社的なセキュリティレベルの向上を目指す企業の皆様、ぜひセキュリオの活用をご検討ください。
セキュリオ以外のお困り事でも構いませんので、いつでもお問い合わせいただければと思います!