お世話になっております。CloudNative 営業担当 伊藤でございます。 訳あってブログを書くことになりましたので、今後とも何卒よろしくお願いいたします。
リモートワークについて
現在、当社に寄せられる最も多いご相談の内容は、コロナ禍におけるリモートワークへの移行について、です。 昨今のコロナ禍による急激なリモートワークへのシフトで生まれた問題や歪みにどう対策していくか、という内容をよくご相談いただきます。
当社のフルリモートワークの歩み
フルリモートワークはじまり
当社は創業時からの方針でフルリモートワークが推奨されてきました。 それでも自宅では業務に集中できない、という理由を持つ従業員や、共同作業が必要な場合に集まれる場所として、オフィスは最小限の席数で提供されていて、可能な限りオフィスには行かない業務形態で活動をしてきました。
フルリモートワークの弊害
ここで起きたのがコミュニケーション不全の問題です。 当社ではSlackがコミュニケーションの中心にあります。が、チャット/テキストコミュニケーションで微妙なニュアンスが伝わりきらずに、それはもう繊細なハートを持った従業員の一部がすれ違いを起こして、度々問題が発生してしまいました。
オフィスを持ってみた
幾度となく発生した問題を乗り越えて、「リモートワークは人類にはまだ早すぎた」という結論に至り、当社は全員が同時に着席出来る席数を持ったオフィスを構えることにしました。
コロナ禍による緊急事態宣言
そして、コロナ禍による緊急事態宣言が発令。 当然これまでのように気軽にオフィスに行くことは出来ず、どうしてもお客様の都合で紙の書類を用意しなくてはいけない、印鑑を押さないといけないタイミングでしかオフィスには行かなくなりました。印鑑出社、自分もしてました。
再びのリモートワークへ
そうするとオフィスは不要だよね、という機運が高まりオフィスを再度縮小して、今では最小限の席数でしかオフィスは存在していません。 ちなみに今年の8月1日から今のオフィスになりましたが、自分は一回も行ったことがありません。行った事ある人いるのかな。
それではフルリモートワークに戻った今、また問題が頻発しているのかというと、全然そんな事はないのです。とっても平和…だと信じてる。
下の画像は、オフィス移転の搬出立ち会いの際に撮った写真です。
なんだったんだ、あの問題は
コミュニケーションって、結局人と人だよね、という印象です。 チャットでメッセージを送るのにも気遣いとか思いやりを込めて送りましょう、という当たり前の事が意外と難しくて出来てなかった、という事だと思っています。
チャットに昔から慣れ親しんでる人にとっては普通の文章でも、不慣れな人にとっては攻撃的に見えてしまったり、心無い言葉に見えてしまう、という各個人の経験値の差も要因の一つです。
行き違いが起きてしまった時には、きちんと話し合いをもって解決する、という基本的な行動も必要です。こんな問題、リモートとか関係ない。
フルリモートワーク万歳?
いやいや、そんな事ないと思っています。特にコミュニケーションの観点から見ると、非言語的情報が圧倒的に多いリアルでの会話の方が有利であることは明白です。 表情だけで、声の調子だけで相手の意図や気持ちが伝わる、なんて事は文字だけのコミュニケーションでは不可能ですし、リモート会議でもリアルには絶対に勝てません。
だからこそ当社のメンバーは、直接会う事をとても大事に考えている節があります。 移動時間、交通費をかけて直接会う事のありがたみと重要性を実感しているように見えます。
アフターコロナ?ウィズコロナ?
現在のコロナの問題が終息していった先に、必ず発生する問題の一つがオフィスは本当に必要かの再検討、だと考えています。 莫大なオフィスの維持費を掛けて、その費用に見合う価値が本当にあるのか、は要検討だと思います。だって非常事態宣言の時には出来てたじゃんねー、っていう。
オフィスもツールの一つとなる時代
シンジが言ってて面白いなって思ったのは「チャットとか流行ってるけど、そんなものない時代でも、電話とメールだけで完璧にコミュニケーションをとって業務してた人だっている」という話です。 ツールが手段ではなく目的になっていませんか、という話ですが、オフィスについても同じ事が言えると思います。出来る人はオフィスがなくたって出来る。オフィスの費用対効果を考えるのが当たり前になる時代が来るなんて、面白いなって思います。
フルリモートワークにおける事業継続性
セキュリティに関心が寄せられる事が多いですが、フルリモートワークにしたところで落とせない生産性や業務効率、というのも当然必要な観点だと考えています。 経営陣が急激にフルリモートワークにしちゃったので、事務仕事が全く回らなくなってしまいました!という会社さんもいらっしゃいました。とても大変そうでした。かわいそう。
いっぱい経験してきたクラウドネイティブ
既に身を持ってフルリモートワークの酸いも甘いも経験してきた当社だからこそ出来る、しみじみ感あふれる話がいっぱいあります。
今回は人間的な話が多めでしたが、当社のITインフラは創業時からフルリモートワーク前提で構築、運用されていて、日々アップデートしています。 今週もシンジが新しいツールを使い、バーチャルオフィスなるものが提供され始め、社員一同わちゃわちゃしています。
さて、フルリモートワークへの移行でお困りでしたら、一度当社とお話しませんか? 当社の経験がお悩み解決のヒントになれば幸いです。まずはお気軽に。