ビジネステクノロジー

AFS(=Apple Financial Services)でMac調達してみたよ

こんにちは、ビジネステクノロジーのもりです。

今回はAFSでMacを手配した件について 簡単にブログ化してみましたので、ご覧いただけたらと思います!

AFSってなんぞや?

「Apple Financial Services」の頭文字をとって「AFS」と呼ばれています。

平たくいうと「Appleデバイスの中期リース」でApple製品の将来価値をあらかじめ考慮し、コストを抑えた形で提供されるリースシステムです。

AFSにはどんなメリットがあるの?

社員の入社や機器の入れ替えで端末を購入する場合、最低でも10万円以上、もちろん高額なモデルを選択すれば20-30万、それ以上の出費も充分に考えられますが、AFSの場合は月々の分割払いになる事で突発的な多額の出費を抑えることが出来ます。

「定価を前提にリース支払い」するのではなく「”リース物件返却後の残価を予め差し引いた額を基準”にリース価格が設定」される事で、比較的安価な価格設定となります。

例)端末購入の場合

  • 一括で大きな出費が発生する(Macの場合15-20万/台)
  • 端末価格によっては組織の「資産計上」が必要となる。(経理のお仕事も増える…)

例)AFSの場合

  • 残存価値分を予め差し引いた額を分母として分割支払い(24か月、36か月)
  • 新規端末手配時の突発的な出費額を抑えられる。
  • 支払いを毎月一定化できる。

リース契約可能な組織は?

残念ながら個人では契約する事ができません。

また どの法人組織においても、事前審査が必要となります。

  • 契約可能な組織:法人または教育機関が対象となる。
  • 法人の場合、一定以上の規模・設立年数で、与信を通過した組織のみ

どんなモデルが選べるの?

一般的なリースでは予め決められたモデルから選ぶ事が多く自分好みの端末や仕様が無い、という事が多々ありますが、AFSにおいてはそれなりに豊富なラインアップから選ぶことが出来ます。

Macシリーズ

  • Mac Studio
  • iMac
  • Mac Pro / Mac mini
  • MacBook Air / MacBook Pro

モバイルシリーズ

  • iPad / iPad Pro / iPad Air / iPad mini
  • その他iPadアクセサリー

カスタマイズできるの?

組織や部門の作業内容によって様々な要求が出ると思います。

「メモリーは〇GB以上、、、」

「ストレージは〇TB無いと足りない、、、」

→ もちろん、カスタマイズ可能です!

組織・部門ごとで決められた同一スペックでPCをオーダー可能な「カタログ」というシステムを用いる為「常に特定のカスタムを入れてオーダーしたい。」という要望に優れています。

また「カタログ登録」されたモデルを選ぶ際に各モデル別に月々の支払単価も記載されている為、端末の月々の支払価格も明確になります。

逆に「作業者別で毎回異なるスペックでオーダーしたい。」という希望に関しても、かならず「カタログ登録」が必要な為、現時点ではそのような購入スタイルには若干適さないかもしれません。

「カタログ登録」についてはTooさんで行って頂く作業となり、登録並びにリース価格確認に一定の時間を要します。

弊社で登録したMacBook ProとMacBook Airはこんな感じ。

カタログ登録構成(参考価格)

MacBook Pro 14inchモデル(特定ユーザー向け業務端末)

  • 7,000円/月 (24か月契約)
    • M1プロセッサー (8C/14C/16C)
    • 16GB メモリ
    • 512GB SSD
    • シルバー

MacBook Air 13inchモデル(全社員向け標準スペック業務端末)

  • 約4,000円/月(24か月契約)
    • M1プロセッサー(8C/7C/16C) 
    • 16GB メモリ
    • 256GB SSD
    • スペースグレー

※ それぞれの価格は概算価格となります。

契約期間や台数は?

一般的には「24か月」「36か月」のどちらかになりますが、

1~4年の間で契約可能で、一部制約がありつつもリース期間を調整(延長)も可能です。

※ 基本的に契約期間終了後は「返却」となりますが「リース延長」「買取」なども選択出来ます。

端末のリース契約は「1台から可能」で、同一構成による最低導入台数の制約もなく

比較的手頃に導入が可能と思います。

コストイメージは?

同一構成にした場合の金額感は以下の通りで、AFSの値段の安さが際立ちますね!

購入時

  • 239,800円(税込)
  • 9,991円/月(税込)
  • 支払総額:239,784円(税込) (24回払い)

※ Apple直販サイト上の分割支払い時の単価

AFS時

  • 約7,000円(税込)x24回
  • 支払総額:約168,000円/24回

この時点の値段差は約71,784円となります。

同一構成で3台購入する金額(719,400円)ですが、AFSの場合4台いける金額(約672,000円)となり、出費額としても一括で70万オーバーの負担になるか、約28,000円/月(4台換算)で24回払いとなるか? AFS1台あたりの単価はそこまで大きく無いように見えますが、新入社員がまとまって入社されるシーンなど台数が増えると この金額は凄くインパクトがあると思えます。

※ 2022年3月時点の概算価格となります。

契約イメージは?

Tooさんはあくまで”代理店業務がメイン”となりますので、リース契約においてはNECキャピタルソリューション株式会社様と契約を行う事になります。

契約に必要な手続きは?

基本契約

  • Nレンタル基本契約書
    • リース会社とのリース契約に用いられる書類。
    • 押印が必要な為、原本での締結必須。

その他 “オプション利用” に必要な契約

  • Device Enrollment業務委託契約書
    • DEP機として購入しJamfを利用する場合、自社テナントID書類。
    • 一般的な業務委託関連の内容を含む
      • ※ デジタル提出可能
  • Device Enrollment申込書
    • ※ デジタル提出可能
  • TooあんしんパックAFS業務委託契約書
    • あんしんパック加入時の注意事項や契約内容を記載した書類。
      • ※ デジタル提出可能

キッティングまでお願いしたいんだけど?

TooさんはApple Business Manager(ABM)への登録対応ベンダーなので、各種書類を提出&申し込みする事でABM登録をお願いすることができます。クラウドネイティブではMDMに「Jamf Pro」を用いて運用していますので、そのままゼロタッチキッティングも可能です!

修理や保守に向けた在庫確保や再キッティングもお願いしたいんだけど?

「あんしんLCMサービス」というオプションにて対応してもらうことが可能です。各種書類を提出&申し込みする事でMDMを使ったキッティングを代行してもらうことが可能です。

※ 専用カスタマイズモデルをTooさんにストックして頂く場合は、所定のForcast(端末定期購入)と在庫分の端末買取義務が発生します。

契約して注文が済んだ!実機の手配(配送先)は?

昨今の状況に応じて、テレワーク導入が進んでいる企業も多々ある事かと思います。

当社も例に漏れず、現状「在宅業務」を行っている為

機材を社員の自宅に直送が可能か?と確認した所

「原則、オフィスへの配送」という回答でした。

しかし、オフィス以外の配送先についても

「Tooさんの方で対応して頂ける」(別途有償)

という回答を得られました。

配送先がオフィスのみに限られてしまう場合

オフィスで「荷受け」「発送」など 様々な負担がありますが

有償とは言え対応して頂ける事は情シスは負担が減るので、大変有難い限りです。

※ リース契約時に発行される「リースシール」については会社宛への配送になります。

実機が届いた!

Macが届いたため、さっそく開梱、実機を確認します。

化粧箱、本体含め、この辺りは通常購入/AFS どちらにおいても、変わる部分は無さそうです。

■MacBook Pro 14inchモデル

契約期間や支払管理は?

テナント別に「PITアセットマネージャー」と呼ばれるWebダッシュボードが用意され、端末ごとのリース契約期間、支払い額などの確認も可能でダッシュボード上で一元管理されます。

端末管理者や経理担当者がアクセスする事となりますが、ダッシュボードへのアクセスはIPアドレスを用いたホワイトリスト登録されていない場合はアクセス出来ませんので、セキュリティ周りも非常にしっかりしています。

修理やサポートは?

一般的な購入だと修理サポートもそこまで気にかける事はないかと思いますが、リース機となると話は別。と思われる方もいらっしゃるかと思います。AFSの修理やサポートに関してToo様やリース会社(NECキャピタルソリューション様)が提供されている様々なサポートプランを紹介します。

新価特約付動産総合保険(標準保証)

※ NECキャピタルソリューション様提供

TooあんしんパックAFS(オプション)

※ Too様提供

Tooあんしんパック

対象となる端末/期間により「Tooあんしんパック」の費用は変わりますが、AFS利用時の保険として最適と思います。

一連の流れはここまで

アバウトではありますが、契約から手配までの一連の流れを紹介させて頂きました。

最新モデルをいち早くしかも安価に導入できるAFSシステム、いかがでしたでしょうか?

端末入れ替えを行いたいけど、導入コストの兼ね合いで「壊れてない端末の買い替えの相談は言いにくい、、、」といった場合や、セットアップの兼ね合いで「なかなか作業の手が回らない。。」という組織様にお薦めと思います。

弊社では「システムコンサルティング」がメインとなるため、端末リースの取り扱いはありませんが弊社を経由して「株式会社Too」様を紹介をさせて頂く事は可能ですので、ご興味ある方は「当社営業」までお気軽に申しつけください。

最後までご覧頂き、有難う御座いました!

もりちゃん

国内PCメーカーでマーケティング、販売、物流を経験し、次はクラウドの世界へ。ガジェットデバイスとスポーツカーに目が無い情報システムセキュリティアドバイザー。 クラウドネイティブ2020年4月入社 みなさまよろしくお願いします!